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磁性流体で遊んでみる [実験]

磁性流体って、ご存知でしょうか?

このブログのリンクにある、ハンズネットで『磁性流体ふしぎ観察キット』なる商品を見つけました。5月3日現在で、在庫切れのようですが、磁性流体ボトル,ネオジウム磁石,シャーレ,ビニール手袋,スポイト,ストロー 、ボルト・ナット,解説書が入って1260円。基本的な実験に必要な物は全部揃ってこの値段です。
磁性流体ふしぎ観察キット

磁性流体ふしぎ観察キット
価格:1,260円(税込、送料別)


磁性流体ふしぎ観察キット 1,260円(税込)※上の画像をクリックしていただくと、ハンズネットから購入頂けます。

で、早速購入して実験するとこんな感じ。
DSC06931.JPG

ネオジム磁石を近づけると、磁束線の密度に応じて形が変わっていきます。左上が一番遠い位置に磁石がある状態で、右下が磁石をシャーレの底にくっ付けた状態です。

同様の商品は、これまで高額で手が出なかったのですが、微量とはいえ1000円ちょっとで買えるなら、遊んでみようと思えます。

この磁性流体、マグネタイト(磁鉄鉱)などの微粒子を溶媒に分散させた物です。粒径が数10nmの微粒子にして、界面活性剤(分散剤)でコートして溶媒中に分散させると、凝集せずに安定に分散状態を維持するらしいです。
 
技術的に近い物としては、インクジェットインクに見られる顔料インクでしょうか。あれもnmオーダーにまで微粒子化させて水系の溶媒に分散させた物です。違いとえば、この磁性流体の溶媒が一般的には流動パラフィンなどの粘度が高く不揮発性の溶媒という事でしょう。

液体なのに、磁石にくっつくという面白い性質から、身近に使われはじめています。
磁場をかけると粘度が増すので、振動系のダンパーに。液体なので自由に変形するのでと磁気特性を調べるセンサーに。ボイスコイルのダンピングと流体の放熱効果を使用して、スピーカーにと、用途は様々。

まあ、そんな小難しい話をおいても、磁石を近づけた時の、このスパイク状の形状が、なんともコミカルでしょう?

他にも磁石で学べる面白商品があります。

ツリーオブナレッジ社 理科学習用実験キット 磁石のかがく(¥2520)


米村でんじろう先生のワンダラサイエンス 「磁石のいろいろ」 (¥2000)


学研 キットボックス N・S実験 じしゃく(¥1800)
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すうちい

私は未来館で買ってきました。
本当に安くなりましたよね。
by すうちい (2009-05-04 18:01) 

optimist

すうちい さん、こんばんは。
これ、面白いですよね~♪
以前から欲しいな~と思っていたのですが、なかなか買うところまで至らなかったのですが、キット込みで1000円ちょっとならって、今回買っちゃいました。
面白いのですが、撮影すると今ひとつ雰囲気が伝わる画にならなくて^^;

by optimist (2009-05-04 22:09) 

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