無重力では子供できない!?哺乳類の場合 [科学系よもやま話<生命の起源・進化>]
未来に来るだろう宇宙進出に際し、気になる結果が報告されました。理化学研究所発生・再生科学総合研究センターと広島大の共同研究の結果、「地球の重力がほ乳類の正常な胚発生に必須」かもしれないという結果が得られたそうです。
詳細は、理化学研究所(http://www.riken.go.jp/index_j.html)のプレスリリースで見ることが出来ます。
ただ、気になるのは、この実験は、宇宙空間で行なわれた訳じゃなく、『3Dクリノスタット』という装置内で行なわれた事。調べてみると、この装置は直交する2軸を回転させて、対象物が重力刺激を感受する前に方向を変え、 単位時間内の重力ベクトルの合計をほぼゼロにするという物らしい。
つまり箱をぐるぐる(勿論、巧妙に計算されている)動かしている訳だ。何となく、始終小刻みに揺すられているような環境とも言えそうなのですが、実際どうなんでしょうね?
記事中にもあるように、1979年にロシア行なったラットの繁殖実験は失敗しているらしい。でも、哺乳類って環境の変化に敏感で無重力下では交尾をしない可能性が非常に高いんだそうです。実際上記実験は交尾せずに失敗って事らしい・・・。
じゃあ、生きた動物の代わりに生殖細胞を打ち上げちゃえ~と思うと、これも既に行なわれてるんだそうです。でも、魚類や両生類で・・・。哺乳類の初期胚って、80ミクロン程度で肉眼では見えない上に、培養液中でしか扱えない。でも、現在の設備で宇宙ステーション内で、顕微鏡を見ながら液体の中の胚を移す作業を低重力下で行なうのって現実的には不可能って事らしいです。
更に、胚を子宮へ移すのに手術を行なう事が現状では不可能。というか、低重力下での外科手術の方法が、研究段階なんですって。
結局、実際の環境下での検証は、まだ暫くの時間(とお金)がかかるようです。
色々と気になるテーマではあるのですが、私が生きている間に宇宙に行く事なんてあるのかな~。
あると良いな~。
詳細は、理化学研究所(http://www.riken.go.jp/index_j.html)のプレスリリースで見ることが出来ます。
ただ、気になるのは、この実験は、宇宙空間で行なわれた訳じゃなく、『3Dクリノスタット』という装置内で行なわれた事。調べてみると、この装置は直交する2軸を回転させて、対象物が重力刺激を感受する前に方向を変え、 単位時間内の重力ベクトルの合計をほぼゼロにするという物らしい。
つまり箱をぐるぐる(勿論、巧妙に計算されている)動かしている訳だ。何となく、始終小刻みに揺すられているような環境とも言えそうなのですが、実際どうなんでしょうね?
記事中にもあるように、1979年にロシア行なったラットの繁殖実験は失敗しているらしい。でも、哺乳類って環境の変化に敏感で無重力下では交尾をしない可能性が非常に高いんだそうです。実際上記実験は交尾せずに失敗って事らしい・・・。
じゃあ、生きた動物の代わりに生殖細胞を打ち上げちゃえ~と思うと、これも既に行なわれてるんだそうです。でも、魚類や両生類で・・・。哺乳類の初期胚って、80ミクロン程度で肉眼では見えない上に、培養液中でしか扱えない。でも、現在の設備で宇宙ステーション内で、顕微鏡を見ながら液体の中の胚を移す作業を低重力下で行なうのって現実的には不可能って事らしいです。
更に、胚を子宮へ移すのに手術を行なう事が現状では不可能。というか、低重力下での外科手術の方法が、研究段階なんですって。
結局、実際の環境下での検証は、まだ暫くの時間(とお金)がかかるようです。
色々と気になるテーマではあるのですが、私が生きている間に宇宙に行く事なんてあるのかな~。
あると良いな~。
http://www.so-net.ne.jp/news/cgi-bin/article.cgi?gid=sci&aid=20090825-570-OYT1T00768
やはり、自然の摂理に反する様なことは出来ないのでしょうね。
ただ、そういう環境に対応する様になるのもまた、生き物の面白いところではありますが。
by 北海道大好き人間 (2009-08-27 19:24)
北海道大好き人間 さん、こんばんは。
宇宙進出するなら、かなり大事なテーマですよね。
実際、どうなんでしょ?
by optimist (2009-08-27 22:45)