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流星群と言えば・・・ [天体観測に関する情報]

このブログ内でも、何度か触れたように、今年(2009年)は、ガリレオ・ガリレイが初めて望遠鏡を夜空に向けてから400年目の年として、国際連合・ユネスコ・国際天文学連合が『世界天文年』と定め、様々なイベントが各地で催されてきました。

国立天文台では、「世界天文年2009日本委員会公認イベント」として、しぶんぎ座流星群,ペルセウス座流星群,オリオン座流星群を対象にキャンペーンを行なわれました。そして12月に、締めくくりとなる『ふたご座流星群』を対象にしたキャンペーンを「世界天文年2009 公認イベント」として展開中です。

さて、今月17日に極大が予想される『しし座流星群』の発現数の予想は、まちまちです。もし、不発に終わったら、気を取り直してこの『ふたご座流星群』を観測してはいかがでしょう?

極大は12月14日で、去年と違って新月に近いですから観察には絶好の条件です。まあ極大は日本時間で昼間なので、絶好のタイミングとは言えないでしょうが、極大は鋭くないので、14日の未明にかけてが一番の狙い目です。極大後には急激に減衰する事が多いらしいので、観測するなら14日の夜ではなく、明け方ですよ~。
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北海道大好き人間

情報有難うございます。
>観測するなら14日の夜ではなく、明け方ですよ~。
そうなんですよね、当然のことながら流星群や月食は「夜」に観測されるのですが、それが「夜明け前」なのか「日没後」なのかややこしいんです。特に月食は日付を跨ぐことがあるので尚更です。

一例を挙げますと、「来年の元日の夜」には全国で部分月食が観測されますが、これはテレビのお正月番組が目白押しである「元日の日没後」ではなく、「元日の初日の出前(未明)」に見られるのです。
http://eclipse.gsfc.nasa.gov/LEplot/LEplot2001/LE2009Dec31P.pdf
このNASAのHPでは世界標準時で記載されているので、日付が「2009年12月31日」になっています。これが混乱に一層拍車をかけています。
上のリンクで「Eclipse Contacts」に書いてある時刻に9時間足せば日本時間になります(以下同じ)。
「P1」「P4」は、月が地球の半影に入り始める時刻と抜け終わる時刻ですが、満月が薄暗くなる程度でよく観察していないと分かりにくいので除外します。
「U1」「U4」は、月が地球の本影に入り始める(=月が欠け始める=第一接触)時刻と抜け終わる時刻(=月食が終わる時刻=第四接触)です。
この月食ですと、「U1」の時刻が世界標準時で18時52分43秒ですが、日本ではこれに9時間加えた27時52分43秒、即ち2010年1月1日の午前3時52分43秒に月が欠け始めます。

さらにこれから19年後の2029年1月1日は、今度は皆既月食が全国で観測されますが、こちらは、年が変わってすぐの2029年1月1日午前0時7分35秒に月が欠け始めます。徐々に欠けてやがて赤銅色になり、さらには元の満月へ戻っていく月が初詣の行列に並びながら見られるという訳です。
http://eclipse.gsfc.nasa.gov/LEplot/LEplot2001/LE2028Dec31T.pdf
「U2」は、月が完全に地球の本影に隠される時刻(皆既状態の始まり=第二接触)
「U3」は、月が地球の本影から抜け始める時刻(皆既状態の終わり=第三接触)
です。
by 北海道大好き人間 (2009-11-14 14:38) 

optimist

北海道大好き人間 さん、こんばんは。
確かに、来年の元日の夜の部分月食が、元日の初日の出前って言うのは、間違えそうですね^^;
でも、午前3時52分43秒に欠け始めだと、初日の出を海や山でみようって人は、2時間程寒空で待つ事に・・・。それもまた、大変だな~
by optimist (2009-11-14 22:03) 

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