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「おおすみ」40周年記念シンポジウム(国立科学博物館) [一般公開・講演・特別展等紹介]

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日本初の人工衛星『おおすみ』
「提供:宇宙航空研究開発機構(JAXA)」

2月7日(日)に国立科学博物館に於いて、『「おおすみ」40周年記念シンポジウム』が 開催されるそうです(主催:宇宙航空研究開発機構(JAXA) 共催:国立科学博物館 後援:日本経済新聞社の予定)。

『日本の宇宙科学の歴史・ペンシルからラムダ、ミュー、そして未来へ』および企画展の開催についてのプレスリリースはコチラ

『おおすみ』と言えば、日本初の人工衛星です。1970年2月11日に東京大学宇宙航空研究所(現在の宇宙航空研究開発機構(JAXA))により、鹿児島宇宙空間観測所からL-4Sロケット5号機によって打ち上げられました。つまり、2010年2月11日で40周年を迎えるわけです。

国立科学博物館の地球館2階には、『おおすみ』の実験模型も展示されていますし、おおすみを打ち上げたラムダロケット・ランチャと L-4Sロケット、地球館裏手に屋外展示されています。ご覧になった方もいらっしゃるのではないでしょうか?このL-4Sロケットは、無誘導打ち上げ方式のロケットなんですが、ご存知でしょうか?

人工衛星を軌道に投入するには、通常軌道制御が必要となります。しかし、開発初期に未経験の技術である起動制御を最小限に抑えるために、ただ1回の姿勢変更によって衛星軌道を成立させようって打上げ方式なんです。

詳細については、JAXAのWebサイト内にある『日本の宇宙開発の歴史』の第三章『、ラムダの栄光と苦悩』で説明されていますので、興味があれば読んでみてください。
 
さて、『「おおすみ」40周年記念シンポジウム』に話を戻しますが、定員120名の事前登録制となり、先着順で、定員になると次第締め切りだそうですよ。

詳細は、上のプレスリリースで確認して下さい。

因みに私は、興味はあるものの、今回は見送りです。と言うことで、シンポジウムの内容は、このブログでご紹介できませんので、悪しからずm(_ _)m
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北海道大好き人間

「おおすみ」って、鹿児島県の大隅半島や大隅海峡から名付けられたのでしょうか?

その大隅海峡では、65年後の今日(2074年1月27日)、今年の1月15日みたいに日没直前の日食が観測されます。しかも、今回の中国・青島みたいな金環日食です。まあ、我々の子供や孫の世代の話になりますが、金色のリングが水平線へ沈む様子も見てみたいです。
なお、次に地球上で見られる金環日食である2012年5月21日には、香港付近で金色のリングになった太陽が、こちらは「昇って」来ます。

今夜あたり、冬の大三角のそばにある火星が最も明るく見える(地球に接近している)のですが、ちょっと曇っています。その分寒くはないですが。
by 北海道大好き人間 (2010-01-27 20:16) 

optimist

ご指摘の通り、鹿児島大隅半島に由来するそうです。

当時ロケットチームを率いていた玉木章夫氏がが命名したのですが、記者発表によれば「生みの苦しみを支え励ましてくれた内之浦を中心とする人々への感謝の気持ちを表明したものだそうです。
曰く、「打上げ地に因んで「おおすみ」と命名します。今日は日本晴れ。‘澄’にも通ずるし、ローマ字の頭文字‘O’で非常に小さいという感じが出るので。オーとエスの間にエイチを入れてください。Ohsumiですね。」
当時の内之浦の婦人会長である田中キミさんは、思わず「先生、有難うございます」と叫んだそうですよ。
リンクを張った『日本の宇宙開発の歴史』の第十章に、この辺りの記載がありました。

一等星が多い冬ですが、木星(地平線にすぐ沈んじゃいますが)と火星も明るく輝いていて、星空が賑やかですよね。
by optimist (2010-01-27 22:25) 

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