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ペルー産の新種鉱物『ワンサラ石(Huanzalaite)』特別公開中(国立科学博物館) [科学系よもやま話<新鉱物>]

今日は、先月カナダ鉱物学会の学術誌に掲載された新鉱物について、ご紹介します。

この新鉱物は、独立行政法人国立科学博物館と三井金属鉱業の共同研究で、ペルー共和国のワンサラ鉱山(Huanzala Mine)から発見されました。国際鉱物学連合新鉱物・命名・分類委員会によって新鉱物『ワンサラ石(Huanzalaite)』と承認されたんです。

偉人や発見者、或いは神話に出てくる名前に因んだ鉱物もありますが、一番メジャーな発見場所の名前をつけたようですね。個人的には変わった名前も好きですけどw

ワンサラ鉱山は、ペルーの首都、リマの北方、約250kmに位置する鉱山で、標高約4000mの富士山よりも高い場所にあります。ペルーを代表する鉛・亜鉛鉱山として知られていますが、鉱物標本を収集する人には、水晶、蛍石、黄鉄鉱の美晶産地としても知られています。これらの美しい共生結晶も多数市場に出回っているので、お持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか?

写真もあったのですが、報道用とあったので、転載は控えました。興味のある方は、下のプレスリリースに写真もありましたので、ご覧になって下さい。
ペルー産の新種鉱物を発見、ワンサラ石(pdfファイル)』

また、このワンサラ石は、国立科学博物館の地球館地下3階で特別公開中です。直接ご覧になることもできますよ。
※前にもご紹介しましたが、現在国立科学博物館は一部改装中ですので、お出かけになるなら3月20日以降をお勧めします(春休みになっちゃいますけどね^^;)

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北海道大好き人間

一見するとただの石ころみたいな物が新発見だったりするのですね。
by 北海道大好き人間 (2010-03-09 21:51) 

optimist

北海道大好き人間 さん、こんばんは。
きっと、採取した人も、見た瞬間に新鉱物だ!と思ったわけではなく、とりあえず色々採取してみて、調べてみたら新鉱物が含まれていたって具合なのでは、ないでしょうか?
by optimist (2010-03-09 22:25) 

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