JAXA "Seeds in Space I"キャンペーン

昨年末にJAXA宇宙教育センターが発表した『JAXA 宇宙ステーション教育的科学実験の実施について（リンク）』の参加募集がそろろそ締め切られます。締め切りは３月１９日（金）。後一週間程しかありません。といっても、これは個人参加できないんです・・・。個人的にはとってもやってみたいのですが＾＾；

応募資格は、学校の先生（もしくはそれに相当する機関に所属の教育者）のみ。

このキャンペーンは、アサガオとミヤコグサの種子を育てて、２世代目に突然変異がどう現れるのかを調べるというものです。普通の種子に加え、宇宙ステーションで９ヶ月近く滞在させた種子（宇宙放射線にさらされています）と、理化学研究所の加速器を使って強い放射線を照射した種子の３種類の種子で比較実験を行なうんです。

アサガオは、幼稚園、小学、中学、高校の園児、児童（を監督できる先生）。ミヤコグサは、小学校4年生以上、中学、高校の児童、生徒（を監督できる先生）が対象です。

面白そう！でも個人エントリーできないのが悲しい・・・。息子の幼稚園の先生を焚きつけるか？来年、幼稚園年中だから大丈夫かもｗ

年中がどう関係するかと言うと、この実験、結構足が長いんです。種子が被爆しても、多くの場合、２本セットの遺伝子のうち片方だけが変化します。Aという遺伝子が破壊され、Xになると突然変異が出現するとします。種子の遺伝子が破壊されてAA→AXとなっても正常の花が出来るだけです（勿論XXとなれば、一代目でも変化が見られます）。
そのため、突然変異が起こるのは、２世代目です。AXの遺伝子となり正常な花がついたとしても２代目ではAAが１／４、AXが１／２、XXとなり突然変異を起こす花が１／４発生するという訳です。

遺伝子のどの部分が変質しているか？それがどんな影響を与えるのかは、育ててみないと分かりません。しかし、突然変異が起こるのは２世代目・・・つまり２年間育てる必要があるんですね～。息子が年長の場合、１代目を育てることは出来ても突然変異が起こる２世代目は見る事が出来ないって訳です。

面白いですね。元は紫の普通のアサガオですが、２年後にどんな花が咲くのか、挑戦されてみては如何でしょうか？（ってしつこいようですが、学校関係者以外には縁の無い話ですけど・・・＾＾；）
因みに応募しても選抜があり、最大５００校（アサガオ：２００校、ミヤコグサ：３００校）が選出されるそうです。


『JAXA "Seeds in Space I"キャンペーン参加者募集のお知らせ（リンク）』

タグ：JAXA 宇宙教育センター

コメント 6

人間の血液型（A型とB型）にも同じことが言えますね。
親のどちらかがO型であれば、子供の遺伝子にはA型（B型）であってもO型の遺伝子が残ります。
即ち、A型（B型）にはAAのA型（BBのB型）とAOのA型（BOのB型）の2種類が存在するわけです。
私の場合、父親がB型で母親がO型なのでBOのB型であることがハッキリしていますが、今後B型またはAB型の女性と結婚してその間にB型の子供が生まれた場合、遺伝子型は分からなくなってしまいます。
確実に子供の遺伝子型を知りたい場合、私ならばA型かO型の女性と結婚して子供を作ることになります。
こちらの場合、20年くらいかからないと遺伝子型が分からないことになりますから、植物以上に気の長い話になります。
by 北海道大好き人間 (2010-03-10 00:49) 

本当に良い情報をありがとうございます。子どもに話したらすっかりやる気です。JAXAのページを印刷して明日子どもが学校へ持っていきます。あとは先生がどう思うかですね。
by yablinsky (2010-03-10 21:41) 

ご訪問&nice!ありがとうございます。

by えがみ (2010-03-11 00:12) 

北海道大好き人間 さんこんばんは。
我が家はまさにそのタイプ。AO型とBO型カップルなので、息子と娘の血液型はA、B、O、ABの確率が１/４なんですよｗ

by optimist (2010-03-11 21:21) 

yablinsky さん、こんばんは。
お子さん素晴らしいやるきですね。我が家の息子は、「やらない」と申しておりました＾＾；
学校では、担任の方でなくても科学系のクラブの先生でも良さそうです。
無事選ばれると良いですね。
by optimist (2010-03-11 21:24) 

えがみ さん、はじめまして。
拙ブログまでお越し頂きありがとうございます。
by optimist (2010-03-11 21:25)