タコがカレイに「変身」 身を守るため? カリブ海 [不思議な生き物・奇天烈生物紹介]
先日、カレイそっくりの姿で海底を泳ぐ小型タコの仲間がカリブ海で見つかったというニュースがありました。米ウッズホール海洋生物学研究所のチームが専門誌『The Biological Bulletin』誌の2月号に発表したそうです。
Credit:Left: Photo by John Forsythe;Right: Photo by R. Hanlon
しかし、擬態するタコって、TVなどで見たことありませんか?実は、このニュースもカリブ海で発見されたってだけで、インドネシア沖ではアトランティック・ロングアーム・オクトパス(学名:Octopus defilippi)というマダコ属のタコが海底の砂地に生息するホシダルマガレイやヒトデに擬態する事が、既に知られています。
他にもゼブラオクトパス(ミミックオクトパス) (学名:Thaumoctopus mimicus)が同じように擬態するタコとして有名です。これらの映像は、これまでにTVでも放送されていて、私が知る限りでもNHKの『地球!ふしぎ大自然』や『ワンダー×ワンダー』、TBSの『動物奇想天外』、テレビ東京の『所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ!』など、何度か取り上げられています。
未だ見た事が無い方も、動画投稿サイトなどで検索すると、その擬態の数々をご覧になれると思います。
その擬態は、素晴らしいの一言。カレイ(ヒラメ?)だけでなく、ウミヘビ、イソギンチャク、ヒトデ、ミノカサゴとレパートリーは様々。
一見、後天的に擬態を獲得しているようにも思えますが、そうではないかも知れません。研究者の方が、幼生の内に捕獲したタコを研究所で成体になるまで育成したところ、奇妙な泳ぎ方をしあそうです。それはインドネシアに生息するカレイそっくりでしたが、勿論研究所でタコがカレイを見たことは無く、それどころか他の擬態するタコとも一緒に飼育していないそうです。
となると、たまたま変な泳ぎ方をしていたのが似ているだけって事も有り得ます。もしかしたら、色々な泳ぎ方が出来るのは先天的で、経験で見た事がある生き物を真似てドンドン擬態が上手くなるのかもしれません(まあ、私の勝手な想像なので、実際はどうなのかは知りませんよw)。
Credit:Left: Photo by John Forsythe;Right: Photo by R. Hanlon
しかし、擬態するタコって、TVなどで見たことありませんか?実は、このニュースもカリブ海で発見されたってだけで、インドネシア沖ではアトランティック・ロングアーム・オクトパス(学名:Octopus defilippi)というマダコ属のタコが海底の砂地に生息するホシダルマガレイやヒトデに擬態する事が、既に知られています。
他にもゼブラオクトパス(ミミックオクトパス) (学名:Thaumoctopus mimicus)が同じように擬態するタコとして有名です。これらの映像は、これまでにTVでも放送されていて、私が知る限りでもNHKの『地球!ふしぎ大自然』や『ワンダー×ワンダー』、TBSの『動物奇想天外』、テレビ東京の『所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ!』など、何度か取り上げられています。
未だ見た事が無い方も、動画投稿サイトなどで検索すると、その擬態の数々をご覧になれると思います。
その擬態は、素晴らしいの一言。カレイ(ヒラメ?)だけでなく、ウミヘビ、イソギンチャク、ヒトデ、ミノカサゴとレパートリーは様々。
一見、後天的に擬態を獲得しているようにも思えますが、そうではないかも知れません。研究者の方が、幼生の内に捕獲したタコを研究所で成体になるまで育成したところ、奇妙な泳ぎ方をしあそうです。それはインドネシアに生息するカレイそっくりでしたが、勿論研究所でタコがカレイを見たことは無く、それどころか他の擬態するタコとも一緒に飼育していないそうです。
となると、たまたま変な泳ぎ方をしていたのが似ているだけって事も有り得ます。もしかしたら、色々な泳ぎ方が出来るのは先天的で、経験で見た事がある生き物を真似てドンドン擬態が上手くなるのかもしれません(まあ、私の勝手な想像なので、実際はどうなのかは知りませんよw)。
タグ:タコ
クトゥルー神話を思い出しました。
by えがみ (2010-03-13 00:22)
私もカレイの擬態、テレビで見ました。しかし、optimistさんの説は新鮮です。カレイもタコも海底を泳ぎますから、その時の効率の良い泳ぎ方なのかもしれませんね。一方、生物は遺伝子レベルの記憶も持っています。たとえば、人間では蛇、ムカデ、ハチに対する恐怖心は後天的なものではないとおもいます。工事現場では黄色・黒の模様で注意喚起をしてますが、あれはハチですね。
by yablinsky (2010-03-13 07:38)
天敵から身を守るための変身術(護身術)が長い年月を重ねて変化したわけですね。しかも、環境に順応するように。
by 北海道大好き人間 (2010-03-13 20:39)
えがみ さん、こんばんは。
クトゥルー神話は、子供の頃、朝日ソノラマで風見潤さんの『邪神惑星一九九七年』やその後のクトゥルー・オペラシリーズを読んだのが、最初でした。
当時読んでいたSFより怖くて、でも次が出ると、読みたくて、って葛藤があったのを思い出します。
確かに、この左の写真などはクトゥルーって雰囲気がありますね^^;
by optimist (2010-03-14 16:32)
yablinsky さん、こんばんは。
>人間では蛇、ムカデ、ハチに対する恐怖心は後天的・・・
なるほど、って感じです。
何かで、多足の生き物が苦手な人は、蛇やナメクジなどの無足の生き物が平気な場合が多く、逆に蛇が苦手でもムカデなどの多足が平気って人もいるって話を聞いた気がします。
因みに私は前者。ムカデはちょっと苦手です・・・。
by optimist (2010-03-14 16:34)
北海道大好き人間 さん、こんばんは。
コノハムシとか、ハナカマキリとか、擬態する生物には、本当に驚かされますよね。
進化って一言で終らせるには、あまりに上手く出来ていて、感心するばかりです。
by optimist (2010-03-14 16:36)