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小型カメラが網膜代わり 眼球裏に電極、脳に情報送る [科学系よもやま話<新薬・新技術>]

今日ご紹介するのは、大阪大学 大学院 医学系研究科 感覚機能形成学教室(不二門尚教授)の研究グループが成功した小型カメラを使って能に情報を送る装置です。
効果と安全性を確かめ、3年以内にはつえなしで歩ける装置を作りたいそうです。

眼球の裏側に、電極チップを埋め込み、額につけた小型カメラで得た情報を 画像処理装置を通して伝えるんだとか。現在の電極だと、パソコンの画面いっぱいに映し出されたアルファベットが区別できるそうです。

先端医療をテレビを通じて見ることがありますが、米国やドイツで行われている網膜に直接電極を接触させ画像を送る研究に対して、この方法だと網膜を包む膜に電極を埋める点が異なり、網膜と電極を直接接触させない分、安全性が高いんだそう。確かに納得です。

これから色々な方法で、感覚器官の代わりや補助する装置が開発されるのでしょうね。


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コメント 5

すうちい

私もこの記事には驚きました。
理屈としては分かるんですけど、なんかだ凄い技術ですよね。
まぁでも動物は電気仕掛けと言えなくもないから、意外に単純な話しなんでしょうか。もちろん最先端医療なわけですけど。
by すうちい (2010-05-03 01:27) 

yablinsky

サイボーグということばを思い出しました。
今はカメラは別ですが、そのうち、見える義眼とか出てくるのでしょうね。
by yablinsky (2010-05-03 07:56) 

optimist

すうちい さん、こんばんは。
医療とエレクトロニクスの融合というか、なんとも興味深い話ですよね。
脳や神経となると、人工物への置き換えのハードルは高そうですが、感覚器となると電気パスルで出力可能なので、結構近未来でも実現できるのでしょうか?
by optimist (2010-05-03 22:46) 

optimist

yablinsky さん、こんばんは。
内蔵型の義眼ってのも、技術の延長線上にはあるのでしょうね。
なんだかオーベルシュタイン(田中芳樹氏の銀河英雄伝説)を思い出しました。
by optimist (2010-05-03 22:48) 

北海道大好き人間

こんな義眼があれば視覚障害者にとっては朗報でしょう。
あとはいかに本物の目に近づけることができるかです。
by 北海道大好き人間 (2010-06-15 12:31) 

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