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2‐ヒドロキシ‐3‐メチル‐2‐シクロペンテノン(メチルシクロペンテノロン) [科学系よもやま話<香りの話>]

今日ご紹介するのは、メチルシクロペンテノロン(別名:シクロテン)です。
メチルシクロペンテノロン.jpg
砂糖が焦げたような臭いや、文献によっては卵が腐ったような臭いと評されます。しかし、嗅覚検査では、私は不快な感じは受けませんでした。
甘い焦げ臭さで、プリンのカラメルソースとかカルメ焼き、メープルシロップが思い浮かぶ香りです。まあ、別名メープルラクトンとも呼ばれるので、単独で嗅ぐと悪臭というより甘い美味しそうな匂い(濃度にもよるのかな?)です。

前述のカラメルの他、コーヒーや麦茶など焙煎したものの香り成分なので、私にはメープルシロップかカラメルとしか思えませんが、聞くところによると、カレーのニオイなんて評する人もいるんだそうです。

香料にも使われていて、食品添加物の他に、衣料用洗剤や電子タバコにも使われているそうです。
※『電子タバコTaEcoの成分(リンク)』
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コメント 2

北海道大好き人間

>(濃度にもよるのかな?)
サッカリンもそうです。
あれはそのままでは苦いのですが、水で薄めると甘みを感じます。


by 北海道大好き人間 (2010-11-20 12:38) 

optimist

北海道大好き人間 さん、こんばんは。
サッカリン、最近では安全性に問題が指摘され、すっかりアスパルテームなどが人口甘味料の主役になっていますが、昔は人口甘味料といえば、これでしたね。
by optimist (2010-11-27 22:13) 

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