宇宙船6機が、国際宇宙ステーションに大集合 [科学系よもやま話<宇宙の話>]
既にご紹介している(それ以前に皆さんご存知でしょうが)ように、1月28日未明(日本時間3時34分)に、宇宙ステーション補給機『こうのとり(HTV)』2号機が、無事ISSにドッキングしました。
Credit:NASA
ISSには、下の写真のように、脱出用救命ボートを兼ねてソユーズ2機が常備されていますから、現在3機の宇宙船がドッキングしている訳です。因みにソユーズは、3人乗りなので、現在6人のクルーが常駐しているISSには2機のソユーズが常備されているんですよ。
Credit:NASA
今後は、1月28日に打ちあげ予定の『プログレスM―09M』が、1月30日にISSとドッキング予定。
Credit:NASA
そして、2月15日にESAによって、欧州補給機(ATV)2号機『ヨハネス・ケプラー』が、アリアンⅤロケットで打ち上げ(ISSとのドッキングは2月26日)の予定です。
因みに、日本のHTVは愛称を募集により『こうのとり』と決め、こうのとり○号機と呼称されますが、ATVはそれぞれの機体毎に愛称が付いています。1号機は『ジュール・ヴェルヌ』で、今回の2号機がケプラーの法則で有名な『ヨハネス・ケプラー(Johannes Kepler)』です。
更にNASAの『スペースシャトル ディスカバリー号(STS―133:ULF5)』打ち上げ予定が、2月24日ですから、3月初めには、6機もの機体がISSと軌道を共にするんです。
ところで、ISSにあるドッキング・ポートの数ってご存知ですか?
ソユーズ、プログレス、ATVはロシア側のドッキングポートを使いますが、現在ズヴェズダ区画の移送チャンバ側のドッキング・ポート,ズヴェズダ区画の上部にあるMRM(Mini―Research Module)-2,下部(地球側)にあるピアース(Pirs)・ドッキング室,そしてザーリャ区画の下部(地球側)にあるMRM(Mini―Research Module)-1の4箇所。
その配置は、MRM-1の取り付けを行ったSTS-132ミッションで紹介されています。
『STS―132 MISSION SUMMARY(pdfファイル)』
Credit:NASA
つまり、2月26日時点で、その全てが埋まるんです。
これに対して、『こうのとり』は、国際宇宙ステーション(ISS)の各構成要素間を結合するための、共通結合機構(CBM)を使ってドッキングするので、空いているCBMがあればそことドッキング可能です。これは、スペースシャトルで運ばれたりする補給モジュールと同じ。但し、自動ドッキング機能が無いので、上の写真のように結合時にはアームによる接近操作が必要になります。
今回、『こうのとり2号機』は、第2結合部のハーモニー(Harmony)下部(地球側)のCBMでドッキング、係留中です。
ここに、ディスカバリー号が到着する(予定)のですが、『ディスカバリー号』は、ハーモニー(Harmony)の先端(前方)にある与圧結合アダプタのPMA―2を使ってドッキングします。
そこで、記事にあるように、すぐ隣に係留中の『こうのとり2号機』を別の位置に一時的に仮移動させるそうです。
結局、ドッキングポートの数は?の答えは、ロシア側のドッキングポートが4箇所、ハーモニー前方の与圧結合アダプタのPMA―2、CBMについては、拡張用に彼方此方に空きがある。でした。
それにしても一気に4機分の補給を受けるISSのクルーは大変でしょうね^^;
Credit:NASA
ISSには、下の写真のように、脱出用救命ボートを兼ねてソユーズ2機が常備されていますから、現在3機の宇宙船がドッキングしている訳です。因みにソユーズは、3人乗りなので、現在6人のクルーが常駐しているISSには2機のソユーズが常備されているんですよ。
Credit:NASA
今後は、1月28日に打ちあげ予定の『プログレスM―09M』が、1月30日にISSとドッキング予定。
Credit:NASA
そして、2月15日にESAによって、欧州補給機(ATV)2号機『ヨハネス・ケプラー』が、アリアンⅤロケットで打ち上げ(ISSとのドッキングは2月26日)の予定です。
因みに、日本のHTVは愛称を募集により『こうのとり』と決め、こうのとり○号機と呼称されますが、ATVはそれぞれの機体毎に愛称が付いています。1号機は『ジュール・ヴェルヌ』で、今回の2号機がケプラーの法則で有名な『ヨハネス・ケプラー(Johannes Kepler)』です。
更にNASAの『スペースシャトル ディスカバリー号(STS―133:ULF5)』打ち上げ予定が、2月24日ですから、3月初めには、6機もの機体がISSと軌道を共にするんです。
ところで、ISSにあるドッキング・ポートの数ってご存知ですか?
ソユーズ、プログレス、ATVはロシア側のドッキングポートを使いますが、現在ズヴェズダ区画の移送チャンバ側のドッキング・ポート,ズヴェズダ区画の上部にあるMRM(Mini―Research Module)-2,下部(地球側)にあるピアース(Pirs)・ドッキング室,そしてザーリャ区画の下部(地球側)にあるMRM(Mini―Research Module)-1の4箇所。
その配置は、MRM-1の取り付けを行ったSTS-132ミッションで紹介されています。
『STS―132 MISSION SUMMARY(pdfファイル)』
Credit:NASA
つまり、2月26日時点で、その全てが埋まるんです。
これに対して、『こうのとり』は、国際宇宙ステーション(ISS)の各構成要素間を結合するための、共通結合機構(CBM)を使ってドッキングするので、空いているCBMがあればそことドッキング可能です。これは、スペースシャトルで運ばれたりする補給モジュールと同じ。但し、自動ドッキング機能が無いので、上の写真のように結合時にはアームによる接近操作が必要になります。
今回、『こうのとり2号機』は、第2結合部のハーモニー(Harmony)下部(地球側)のCBMでドッキング、係留中です。
ここに、ディスカバリー号が到着する(予定)のですが、『ディスカバリー号』は、ハーモニー(Harmony)の先端(前方)にある与圧結合アダプタのPMA―2を使ってドッキングします。
そこで、記事にあるように、すぐ隣に係留中の『こうのとり2号機』を別の位置に一時的に仮移動させるそうです。
結局、ドッキングポートの数は?の答えは、ロシア側のドッキングポートが4箇所、ハーモニー前方の与圧結合アダプタのPMA―2、CBMについては、拡張用に彼方此方に空きがある。でした。
それにしても一気に4機分の補給を受けるISSのクルーは大変でしょうね^^;
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なんか、空港のターミナル(ボーディングブリッジにつながれた飛行機)みたいですね。
やはり、空気が漏れないように接続部の形状や材質には統一規格があるのでしょうね?
by 北海道大好き人間 (2011-01-30 20:25)
北海道大好き人間 さん、こんばんは。
ロシア側のドッキングポートは全て同じ形状だそうですよ。
空港のターミナルってのは、私も思いました。宇宙港が出来たら、もっとドッキングポートが多くなって、そこに宇宙機が沢山繋がっている・・・なんて日がくるのでしょうか。
by optimist (2011-02-05 23:59)