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Extreme Planet Makeover [お役立ち・面白Site紹介]

NASAのWeb Siteに惑星のシミュレーションができるサイトがあるのをご存知でしょうか?
それが、『Extreme Planet Makeover(リンク)』です。

写真は、M型主系列星の赤色矮星を廻る地球の4倍ほどの大きさの惑星(Super-Earth)です。主星の光が弱いので、水星 (0.4AU)に近い軌道半径ですが、ハビタブルゾーン内にあるため、生命が存在する可能性があるのかな?
extremePlanet.jpg
惑星のタイプは、Iceball,Eaeth-like planet,Super-Earth,Gas Giant,Hot Rock,Hot Jupiterの6種類だと思います。他にもあるかもしれませんが、ざっと見たところ、私には見つけられませんでした。

右下のプリセットで地球、火星、Gl581dが用意されているので、これをベースにパラメータを変化させるのもありです。
Gl581dは、赤色矮星グリーゼ581を廻る第4惑星。以前、このブログでも『可住惑星を太陽系外に発見?』でご紹介したように、生命が存在可能なハビタブルゾーン内にある可能性がある岩石惑星として注目された星です。
 
ところで恒星のタイプは、ハビタブルゾーンの範囲に影響を与えるだけのようですが、日経サイエンス(2008年7月号)にあった、NASAゴダード宇宙研究所のN. Y. キアン氏の記事を思い出しました。

それは、もし光合成をする植物が繁栄していた場合、その植物の色は緑じゃないかもしれないという話です。惑星表面に届く光のスペクトルは、恒星の型によってほぼ決まります。太陽はG型ですが、F型星は明るく青味が強いし、M型星は暗く赤味がかった光を放っているからです。

そのため、F型星をまわる惑星の植物は、地球に比べ高エネルギーの青色光が強い太陽光から日焼けを防ぐため、青色光を反射しているかもしれない。つまり、青色に見えるはずだと言うのです。
更に、M型星の温度は年齢によって幅があるので、植物の色も非常に多様となるとしています。静穏期のM型星をまわる惑星では、さまざまな光合成色素が登場して視光と赤外光の全領域の光を吸収するため、植物は黒く見えると言っています。

でも、『Extreme Planet Makeover』では、そこまで反映しておらず、ハビタブルゾーン内の星は、年齢が高いほど緑に溢れているという印象を受けました。
折角なので、その星を覆う植物の色まで恒星のタイプで変化したら、しかもM型星の惑星の場合、年齢によって植物の色が変わっていったら・・・
もっと、面白い物になるんじゃないかな?

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タグ:NASA
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北海道大好き人間

リンクへ行ってきましたが、地球というよりはむしろ、宇宙戦艦ヤマトに出てくるイスカンダルみたいな感じです。
せっかくGoogle Earthがあるのですから、それを引用してシミュレーションしたらよりリアルなのでは?と思いました。

by 北海道大好き人間 (2011-02-21 09:14) 

optimist

北海道大好き人間 さん、こんばんは。
色々、こうしたら、ああしたらと想像を掻き立てられるツールという時点で、素晴らしいものなのは、確かですよね。
この手の遊び心タップリのシミュレーター、また見つけたらご紹介しようと思います。
by optimist (2011-03-01 21:48) 

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