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小惑星イトカワから採取した微粒子表面に、多数の微小クレーターが・・・ [科学系よもやま話<宇宙の話>]

先週ご紹介した探査機「はやぶさ」が小惑星「イトカワ」から地球に持ち帰った微粒子を解析している岡山大学地球物質科学研究センターやJAXAの研究論文がPNAS(Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America:米科学アカデミー紀要)(電子版)に公開されました。
Space environment of an asteroid preserved on micrograins returned by the Hayabusa spacecraft(リンク)』(PNAS 2012, doi:10.1073/pnas.1116236109 )

微粒子の大きさが0.1mm以下の小さな微粒子5個を走査型電子顕微鏡で観察した結果、粒子同士が衝突してできたと考えられる極小サイズクレーターを発見したのだそうです。
クレーターの直径は0.1μmから0.2μm。衝突した粒子はわずか10ナノメートルというサイズだと推定されています。

Supporting Information』でも微粒子をカラーで見る事が出来ますので、良かったらご覧になってみて下さい。


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コメント 2

北海道大好き人間

肉眼では分からない微粒子でこれだけ解析できるのですから、「小石」でも回収していたら、月の石やそれ以上の、それこそ大発見があった可能性が大きいですね。

by 北海道大好き人間 (2012-02-29 14:45) 

optimist

北海道大好き人間 さん、こんばんは。
まあ上を見たらきりがないという事でw
次のはやぶさ2に期待しましょう。※といっても同型の小天体ではないので、得られる知見は、また異なるものではありますが。
by optimist (2012-03-06 22:14) 

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