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理化学研究所和光地区一般公開2014<感想編>その3 [科学系よもやま話]

中央地区、東地区とご紹介した理化学研究所和光地区一般公開2014ですが、最後に南地区の様子をご紹介して終わりにしたいと思います。

ここでは、生物学/生化学などを中心とした展示が行われていました。
大人気で、抽選に多くの子どもが集まっていたのが、長田抗生物質研究室の「おくすりの分子模型を作ろう!」
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発泡スチロール球を使った分子模型を作ることができるのですが、なかなかの高倍率。結局子どもたちは当たりませんでした^^;
 
面白かった展示としては、辨野特別研究室の「体験!腸トンネルで遊ぼう」です。
理化学研究所0013.JPG
こんな小腸大腸をくぐって、ウンチ体験ができちゃいますw
ウンチの被り物も置いてあったりして、子どもたちに大うけでした♪

他にも、ナイロンの合成実験も子どもたちが喜んでいました。
理化学研究所0025.JPG
合成していた6,6-ナイロンは、ポリアミド系の合成繊維の代表ですが、この反応は、界面起こるため、ビーカーに試薬を混ぜた後、表面にできたナイロンをピンセットで引っ張ると、次々にナイロンが繋がって出てくるんです。
子どもには液体から幾らでも膜が引き上げることができるのが、不思議で仕方なかった様子。
とはいえ、理由をキチンと理解するのは、当分先のことでしょうw

他にも利き酒ならぬ利き水や、甘味料のなめ比べもあり、とても面白かったです。
理化学研究所0016.JPG

最後に私が個人的に気になったのが、コレです。
理化学研究所0014.JPG
3Dプリンターの活用についての展示物。最近銃を作っちゃった人が捕まりましたが、3Dプリンターが今後どんな活用をされるのか、そしてどのような規制がされるのか、非常に気になります。

さて、3回にわけて理化学研究所和光地区一般公開の様子をご紹介してきました。とにかく敷地が広いし、様々な展示があり、とても1日で見学できるボリュームではないのですが、どれも面白いので、ぜひ一度遊びに行ってみてください。
理化学研究所0017.JPG
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ぽちの輔

6,6-ナイロンは、高校の化学の実験で作りました。
合成されたものを割り箸に巻き取っていったんですけど、
どんどん繋がって出てくるので面白かったです^^
by ぽちの輔 (2014-05-16 07:52) 

北海道大好き人間

ナイロンに代表される化学繊維がこうも簡単に作れるなんて、子供達は不思議でしょうね。

3Dプリンター、何らかの法規制が必要な気がします。殺傷能力がある柔は勿論、印影から印鑑を偽造して悪用するとかも考えられますから。

by 北海道大好き人間 (2014-05-17 21:18) 

optimist

ぽちの輔 さん、こんばんは。
実際に目の前で見ると、本当に不思議で面白いですよね~♪
あれを見た子どもの幾人かは、きっと化学に興味を持ってくれるんじゃないかと思います。

北海道大好き人間 さん、こんばんは。
おそらく法規制される方向なんでしょうね。それにしても、自由と規制のバランスは本当に難しいと思います。
by optimist (2014-05-19 22:33) 

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