赤外線天文衛星 あかりちゃん完結

今更な記事で申し訳ありませんが、今日ご紹介するのは、JAXA（宇宙航空研究開発機構）　宇宙科学研究所　宇宙物理学研究系　赤外線グループが発行している小冊子、『赤外線天文衛星　あかりちゃん』についてです。

２０１１年のJAXAの相模原キャンパス特別公開で１冊目を頂いてから、毎年新作が公開され、夏の特別公開時の楽しみにしていたのですが、とうとう今年（２０１４年）に～ありがとう終了運用編～を迎えました。


ファンによる漫画ではなく、あかりを運用している赤外線グループの手による擬人化キャラという異色の漫画です＾＾；
赤外線天文学の研究室で赤外線天文学に関わる津村 耕司さんと　櫨　香奈恵さんが、ネーム担当となり、宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究所宇宙物理学研究系赤外線グループの村上浩　紀伊恒男　山村一誠氏が監修されているので、高度な研究内容が非常に分かりやすく盛り込まれている秀逸な作品だと思います♪

内容は、ずばりあかりちゃんの打ち上げから観測開始までの諸々の事件？を書き連ねたお話です。主役の擬人化キャラ「あかりちゃん」の他、「宇宙犬」という宇宙研の擬獣化キャラも登場します。が、その内容は極めてノンフィクション。専門用語も（わかりやすい説明付きで）バンバン出てきます。

過去のあかりちゃん漫画はWeb上でも入手可能ですので、ご存じない方は、是非ご覧になって下さい。
『赤外線天文衛星あかりちゃん漫画（リンク）』

ところで今年配られた４冊目には、２０２２年度打ち上げ予定の次期赤外線宇宙望遠鏡ＳＰＩＣＡが、後輩として一コマ登場するのですが、なにせ打ち上げは２０２２年（予定）・・・。彼女？のネタで８年引っ張ることもないでしょうから、来年は新作でないのかな～。

毎年の楽しみにしていたので、これで完結となっちゃうと寂しいですね。来年も是非新作を見てみたいです。

尚、赤外線天文衛星「あかり」については、『赤外線天文衛星あかり（リンク）』を　次世代赤外線天文衛星ＳＰＩＣＡについては、『次世代赤外線天文衛星SPICA（リンク）』をご覧ください。

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タグ：ＪＡＸＡ 赤外線天文衛星 宇宙航空研究開発機構

コメント 1

最近の子供は、何事もマンガが入口のことが多いですから、続けて欲しいですね。

by 北海道大好き人間 (2014-11-18 22:41)