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極地研究所一般公開 <感想編>その2 [一般公開・講演・特別展等紹介]

地研究所一般公開2014のレポートの2回目は、事前申し込みで当選した探検ツアー『石のひみつ』です。

稀少な岩石の分析室を見学する事ができ、顕微鏡を使って鉱物を見せて頂いたり、。世界でも10数台、日本では広島大学大学院理学研究科と極地研究所しか所有していない『SHRIMP(Sensitive High Resolution Ion MicroProbe)』が稼働しているのを間近にみられたりと、なかなか貴重な体験をする事ができました。
極地研究所20140013.JPG

SHRIMPは、鉱物や岩石の局所同位体比測定を含めた微量成分分析装置で、数~数十μm径の微小領域における同位体分析できちゃうそうです。また、イオンを走査する事により、鉱物内の三次元的な同位体分布を調べる事が可能です。
主に、隕石中のリン酸塩鉱物や、地球の岩石中に含まれるジルコンのU-Th-Pb年代測定に使用されますが、消滅核種を用いた年代測定や、微量元素の定量にも使われるそうです。

要は、これまでできなかったようなサンプルの年代測定を可能にした装置と思って頂けると分かりやすいかな。
 

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極地研究所一般公開 <感想編>その3 [一般公開・講演・特別展等紹介]

極地研究所一般公開2014のレポートも今回で最後です。
今日ご紹介するのは、極地研究所のスーパーコンピューター見学ツアーです。

今年も『トンネルを抜けると、そこは南極だった!-地下で見つけたサイバー空間-』と称してスーパーコンピューターと音と映像の世界を楽しむ地下室へのツアーが企画されていました。
極地研究所20140018.JPG

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窓がない飛行機!? [科学系よもやま話]

更新頻度が遅いうえに、旬を逃した記事となって申し訳ありませが、先月みかけたニュースが気になったので取り上げてみます。

パリのデザイン会社 Technicon Design がデザインした、窓の無い飛行機のニュースが、それです。このデザインは、インターナショナル・ヨット・アンド&エイビエーション・アワードを受賞したそうです。
窓の代わりに飛行機の外側にカメラが設置されており、撮影した景色をキャビン内の高解像度ディスプレイに映し出すことで、実際に機内に居る人は、まるで壁も天井もない飛行機で空を飛んでいるような気分になれるのだとか。

個人的には、ヘタな窓なんかより大型高解像度ディスプレイの方が癒し効果があると思っているので、今後乗り物だけでなく、様々な所でスタンダードになり得るんじゃないかと思いました。。

IXIONの動画はこちらでご覧になれます。
Technicon France IXION Windowless Jet Concept(リンク)』



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第6回 科学とあそぶ幸せな1日 [一般公開・講演・特別展等紹介]

今年も川崎市幸区と隣接するかわさき新産業創造センター(KBIC)と慶應義塾大学の共催で『科学とあそぶ幸せな1日(リンク)』が開催されます。
開催日時:2014年9月20日(土曜日) 10:00~16:00

「科学」「技術」「幸せ(幸区)」をキーワードに、 気軽に科学の楽しさを体感できるイベントとして開催されていますが、実験教室や、市内企業のものづくり体験講座、スタンプラリーや竹細工コーナーなど、様々な企画が用意されていますので、お近くにお住まいの方は、是非参加してみて下さい。


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国立感染症研究所 一般公開(戸山庁舎)2014 [科学系よもやま話]

国立感染症研究所の一般公開が、新宿区戸山にある戸山庁舎で開催されます。
日時2014年10月4日(土)10:00~17:00。
ポスター(pdfファイル)』

「講演会」や「パネルと標本展示」だけでなく、カビや寄生虫、衛生害虫の標本展示や体験イベントも企画されているようですよ。

詳細については、『一般公開公式ブログ(リンク)』をご覧ください。

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赤外線天文衛星 あかりちゃん完結 [科学系よもやま話]

今更な記事で申し訳ありませんが、今日ご紹介するのは、JAXA(宇宙航空研究開発機構) 宇宙科学研究所 宇宙物理学研究系 赤外線グループが発行している小冊子、『赤外線天文衛星 あかりちゃん』についてです。

2011年のJAXAの相模原キャンパス特別公開で1冊目を頂いてから、毎年新作が公開され、夏の特別公開時の楽しみにしていたのですが、とうとう今年(2014年)に~ありがとう終了運用編~を迎えました。
赤外線天文衛星あかりちゃん.JPG

ファンによる漫画ではなく、あかりを運用している赤外線グループの手による擬人化キャラという異色の漫画です^^;

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半水生に適応した巨大肉食恐竜 [科学系よもやま話]

肉食恐竜ティラノサウルス・レックス(Tyrannosaurus rex)より大きく、史上最大の肉食恐竜として知られる「スピノサウルス・エジプティアクス(Spinosaurus aegyptiacus)」が、陸上生活と水中生活の両方に適応していたとする研究論文が、11日の米科学誌サイエンス(Science)に掲載されたとニュースになっていました。

掲載された論文とういうのが、この論文です。
Semiaquatic adaptations in a giant predatory dinosaur(リンク)』(Science (advance online publication) DOI: 10.1126/science.1258750)

以前から、スピノサウルスがワニのように、水中で魚などを採っていたとする説が有力視されていましたが、この論文のように、恐竜が水中でも過ごしていた可能性を示す報告というは初めてなんだそうです。ちょっと意外でした。
因みに、水中(海中)で生活していたプレシオサウルスやフタバスズキリュウなどは、恐竜ではなく、海生爬虫類に分類されます。

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理研横浜地区一般公開2014<感想編> [一般公開・講演・特別展等紹介]

理化学研究所(横浜地区)・横浜一立大学一般公開に行ってきたので、その様子をご紹介します。
理研(横浜)0001.JPG

夏休み明けとは言え、当日は子ども達で大盛況。色々な体験型イベントや・ラボツアーが準備されていました。

我が家の子ども達が喜んでいたのが、液体窒素で凍らせたマシュマロの試食。液体窒素の極低温を体験するイベントは色々ありますが(バラを凍らせたり、ゴムボールを凍らせたり等々)、マシュマロを凍らせて試食させて頂けるというのは初体験でした♪
理研(横浜)0012.JPG

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理研横浜地区一般公開2014<感想編>(その2) [科学系よもやま話]

今日は、理研横浜地区一般公開2014で参加した『免疫細胞のスライド標本を作って観察してみよう!』についてご紹介します。

この体験イベントは、統合生命医科学研究センター 免疫細胞システム研究グループが行っていたもので、今年の夏休みに未来館で行われた『免疫ふしぎ未来2014』で行われた免疫細胞のスライド標本を作りが体験できるというものです。

血液中では免疫細胞が我々の体を守るために活躍しています。しかし、その姿を見る機会はあまりないですよね。このイベントでは血液を塗抹したスライドガラスを染色することで、リンパ球、顆粒球、マクロファージなど様々な免疫細胞の形態を顕微鏡で観察することができるんです。
理研(横浜)0009.JPG

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理研横浜地区一般公開2014<感想編>(その3) [一般公開・講演・特別展等紹介]

今日は、横浜研究所の一般公開と同時開催されていた横浜市立大学の一般公開の模様をご紹介します。

まずエントランスでは、横市のキャラクター『ヨッチー(リンク)』がお出迎えしてくれました。
理研(横浜)0020.JPG
実は横市は、妻の出身大学なのですが、「在学時にはいなかった~」とのコメント。そりゃそうだと思いつつ、まさか私の出身大学でも居るのか?と思って早速検索。
すると、大学そのものでは無いものの、大学のeラーニングシステムのキャラとして精霊の女の子が居ることが判明。時代は変わるものですね~^^;

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