ガウス加速器 [実験]
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工作という程の工作ではありません。
ダイソーで径の違う2つの盆を買ってきて、張り合わせただけの円形レールに、直径10mmの鋼球とネオジム磁石を乗せただけ。
『ガウス加速器』という名で知られている実験をご存知でしょうか?
通常、『5玉振り子』とか『衝突球』と呼ばれるオモチャを使って、運動量保存の法則を説明する時の様に、3こ並んだ鋼球に1つの鋼球をぶつけると、反対側から同じ勢いで玉がはじき飛ばされます。
ところが、一見してただの鋼球ですが、そこに磁界が関与するとどうなるのか・・・これを使った面白い実験、それが『ガウス加速器』です。
ゆっくりと近付く鋼球がぶつかった瞬間に、反対側から凄い勢いで鋼球が発射されます。運動量保存の法則に反しているような現象です。でも、勿論ただの鋼球ではこんな現象は起きません。秘密は鋼球に強力な磁石(ネオジム磁石)が紛れ込んでいるからです。
一見すると全てΦ10mmの鋼球ですが、3個並んだ鋼球の内、衝突される一番右側(画面下側では左側)の1つだけがネオジム磁石なんです。すると、どうなるのか・・・目に見えないので分かり難いですが、ネオジム磁石は強力な磁界を発生させています。新しく衝突した鋼球に比べ、鋼球1つ分離れた位置にある射出される側の鋼球とは、ポテンシャルエネルギーに差があるんです。つまりぶつかっていく鋼球は、位置エネルギーを余分に持っているために、それを運動エネルギーに変換した分だけ、加速されて射出されます。
因みに普通の鋼球同士をぶつけた場合は、当然下の動画の様になるのは周知の通り。
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更に、半周した所に同じ仕掛けをしてあげると・・・
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更に射出速度が上がった鋼球が飛び出しますが、あまりに早くて何が起こっているのか良く分かりませんね^^;
簡単に出来る割に、面白いのでお勧めですよ。Φ10mmならネオジム磁石が数百円位で、鋼球なら数十円で購入可能です。因みに私はネットで購入しました。
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