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ベンハムの独楽 [工作]

今回のお題『ベンハムのコマ』。誰でも一度は見た事があるのではないでしょうか?
benhum.jpg

19世紀末に、イギリスのチャールス・ベンハムが売っていた独楽で、錯視を使ったおもちゃです。基本的には半分が黒で塗りつぶされ、反対側には長さの違う弧状の線が描いてあります。白と黒だけで出来ている図柄なのに、回転させると色が見えるという不思議な独楽です。といっても見える色は彩度の低いくすんだ色ですけどね^^;

動画で色が付いた状態もご紹介したい所ですが、錯視で感じる色ですので、動画は解像度とコマ数が足りないようです。動画を撮影しても色がついて見えません。実際に作ってお楽しみ下さい。

ベンハムの独楽を回した時に見える色はフェヒナーの色と言うらしいです。人によって違うそうですが、この図柄を時計回りに回すと内側から赤,緑~黄色,青,紺と見えました。ところが反対に回すと逆に外側から赤,緑~黄色,青,紺の順です。という事はこの色の錯視は、弧状の長さに起因しておらず下の黒地から次の黒が見えるまでの白地の長さに依存している事が分かります。直ぐに黒い線が来ると紺色に、長く白地が続いた後黒い線が来ると赤っぽく見えるんです。

因みに、なぜこのような現象が起こるのか完全には理解されていないそうです。

写真の独楽は、先日購入したキャノンのインクジェットプリンタのCDレーベル印刷機能を使って作った物です。『切るのが面倒~』『綺麗に切れな~い』という人にはお勧めですよw
私が描画した物ですので、ご自由にお使い下さい。

benhum_CD.jpg


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