SSブログ

第8回 航空機による学生無重力実験コンテスト参加者募集のお知らせ [さまざまな募集]

今日は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が募集している航空機による学生無重力実験コンテストについてご紹介まずは、こちらをご覧下さい。
第8回航空機による学生無重力実験コンテスト(リンク)』

残念ながら、対象が限定されていて、国内の高専(4年生以上)、大学、大学院に在籍する学生です。

国際宇宙ステーションでは無重力状態で体験できますが、これは、宇宙ステーション自体が地球に自由落下しているからです。決して重力を受けてない訳ではないんです。ですから、航空機が弾道飛行(放物線飛行)すれば、自由落下しているのと同じく無重力状態が体験できます。
ただ両者が異なるのは、自由落下している飛行機はそのままでは何れ地面に激突してしまいますが、宇宙ステーションは、地球と鉛直方向に大きな速度をもっているので、地球の中心方向に落ちるのではなく斜め方向に落下し続け、結果的に地球の周りをぐるぐる回っているので、地面に激突することはありません。古典物理の基礎ですね。

最近では、驚きの嵐!世紀の実験学者も予測不可能SPで、弾道飛行する飛行機内で卵を割ってみたり、蝶の飛び方を実験してみたりというのをご覧になった人もいる事と思います。
他にも日本コカ・コーラの『コカ・コーラ ゼロ』のCMで元サッカー日本代表の中田英寿氏が、無重力を初体験してましたね。

前述の通り、弾道飛行により体験できる無重力には時間制限があるわけですが、大体20秒間の無重力状態を体験できるそうです。この募集では1日に1フライト(1フライトで約10回の無重力飛行)を実施。その間に5テーマ程の実験を行うそうです。

もし、募集対象に該当するようであれば、応募してみては如何でしょう?
募集期間は、2010年8月6日(金)。選考結果の発表は8月中旬の予定だそうです。
nice!(18)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:学問

nice! 18

コメント 2

北海道大好き人間

>地球と鉛直方向に大きな速度をもっているので、地球の中心方向に落ちるのではなく斜め方向に落下し続け、結果的に地球の周りをぐるぐる回っているので、地面に激突することはありません。古典物理の基礎ですね。

水平投射の際に思いっきり力を加えると、落下点が遠くなり、最終的には地球の周りを周回するようになるというあの話ですね。
その時に、どのくらいの力が必要なのかが落下するか周回するかの境目ですが。
by 北海道大好き人間 (2010-07-29 22:47) 

optimist

北海道大好き人間 さん、こんばんは。
仰るとおり、水平投射のあの話です。
子ども向けだと、力持ちが、物を投げたらって挿絵で説明されてたりしますよね。
by optimist (2010-07-30 23:10) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。