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15本もの角をもつ恐竜など、新種の角竜2種発見 米ユタ州 [不思議な生き物・奇天烈生物紹介]

トリケラトプスに代表される角竜類の新種恐竜の化石についてのニュースをご紹介します。アメリカ西部のユタ州で発見された2種類の化石が、それぞれ「ユタケラトプス・ゲティ(Utahceratops gettyi)」「コスモケラトプス・リチャードソニ(Kosmoceratops richardsoni)」と命名されたそうです。

どちらも約7600万年前の白亜紀後期に生息していたものと考えられるそうで、えり毛部分に沢山の角が生えています。

発見した考古学者チームによって、米オンライン科学誌パブリック・ライブラリー・オブ・サイエンス(Public Library of Science、PLoS)に報告されたこの恐竜たち、「北米大陸全体が浅海域となったときに形成された『失われた大陸ララミディア(Laramidia)』の住人だった」そうです。

沢山の角を持つケラトプス類と言うと、スティラコサウルスを思い浮かべます。スティラコサウルスの場合、鼻角が一本で、フリルに大きなホーンレットが3対、その下にも小さなホーンレットが多数突き出している事から、「棘のあるトカゲ」という意味の名前がつけられています。
国立科学博物館B1F#1トリケラロプス.JPG
※国立科学博物館B1F ケラトプス類の頭骨

以前、『1.2メートルの角を持つ草食恐竜の化石を発見、メキシコでも、ご紹介していますので、良かったらご覧になって下さい。
 
さて、これに対して、今回発見されたケラトプス類を見ると、鼻角が一本ですが、両目の上と両ほお骨の横に1本づつ、5本の角を持っています。
ユタケラトプスは、フリルにスティラコサウルスのようにホーンレットが多数突き出していますが、コスモケラトプスは、これに加えて、首の後ろのえり毛部分にも飾りのように10本の角(刺?)が生えています。スティラコサウルスより派手ですね^^;


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yablinsky

失われた大陸ララミディア、なんだか興味がわきます。どんなところだったんでしょう。
by yablinsky (2010-09-29 06:15) 

北海道大好き人間

現在の地球に於いても、陸が1に対して海が2ですから(面積比)、海底には未発見の化石がたくさんあるかも知れないですね。
あとは(あまり有難くないですが)、大きな地震とかで地層にずれが生じ、そこから発見されるとか…。
by 北海道大好き人間 (2010-09-29 12:23) 

すうちい

角竜類って興味が尽きませんよね。
なんかちょっと悪魔っぽくて。
T・REXも良いけど。
来年の科博の特別展が今から楽しみです^^
by すうちい (2010-09-29 23:17) 

optimist

yablinsky さん、こんばんは。
ララミディアって私も初耳でした。
こういう報告ってキャッチフレーズというか、インパクトのある言葉があると、耳目を集め易いし、興味を持ってもらえますよね。
by optimist (2010-09-29 23:55) 

optimist

北海道大好き人間 さん、こんばんは。
大規模な地殻変動の結果、将来新しく発見されるなんて事も無いとは言えませんよね。
でも、そんな大きな地震や地殻変動に巻き込まれたくは無いな~。
by optimist (2010-09-29 23:57) 

optimist

すうちい さん こんばんは。
そのうち紹介しなきゃな~と思っていましたが、次の特別展は、“飛べ!100年の夢”ですね。
今年の10月26日(火)~ 来年2011年2月6日(日)
既に公式HPもオープンしていますよ~<http://sora-uchu.jp/>
生き物系ではありませんが、これまた楽しみですね♪
by optimist (2010-09-30 00:02) 

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