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寒川浄水場の施設開放(2011年)<感想編> [一般公開・講演・特別展等紹介]

神奈川県の寒川浄水場は、厚生労働省の「水道週間」(6月1日~7日)にあわせて、毎年6月の第1日曜日に施設開放されています。
施設開放デーのページ(リンク)』
今年は、先週(2011年6月5日)だったので、子ども達と行ってきました。
浄水場#01.JPG
浄水場の施設を回りながら、職員の方から説明を受けたのですが、思ったより人が少なく快適に見て回れました。どうも今年は例年より少なかったようです。雨の影響で運動会がずれたりしたからなのかは分かりませんが、混んでいるより空いている方が参加者側からは嬉しいですねw
開催している側からすると、人が多い方がやりがいがあるでしょうけど^^;

さて、まず最初は、川の水を浄化する方法について。
濁度100の水に、凝集剤を添加して攪拌すると、みるみる凝集していき、
浄水場の仕組み#01.JPG浄水場の仕組み#02.JPG
攪拌をとめるとフロックが沈降します。そして、これをろ過すると、かなり澄んだ水になります、これに次亜塩素酸ナトリウムを加え殺菌した物を各家庭へ送っているのだと、実際に実験しながら説明を受けました。
浄水場の仕組み#03.JPG浄水場の仕組み#04.JPG
 
沈砂池を経て、ポンプでくみ上げられた川の水は、着水井で凝集剤を加えられ、フロック形成池→沈殿池と進む間に、上澄みが澄んだ水になります。規模は大きいけど、やっている事は、先ほどのビーカーと同じですね。
浄水場#03.JPG
子ども達は、大きなプールのようなフロック形成池が面白かったようです。

この上澄みをろ過して地下のタンクに貯め、各家庭に配送されています。
浄水場#05.JPG浄水場#06.JPG
ろ過に使っている砂などを手にとって観察できるようになっていました。子ども達は、完全に砂遊びのノリです^^;

施設内には、緊急時の発電用のタービンがあり、計画停電の際にはフル稼働していたと伺いました。それでも、浄水場全体の1/4しか賄えないので、あくまで一時しのぎなのだそうです。
浄水場#07.JPG浄水場#08.JPG

そうそう、施設内には水の神様が祭ってありました。
水の神.JPG
天気にも恵まれ、ビニールヨーヨーや、キャラクターのカッピーのストラップなどの粗品も頂けて、子ども達は大喜び。その足で、近くの水道記念館にも遊びに行ったので、明日は水道記念館について、ご紹介しようと思います。
浄水場#09.JPG浄水場#10.JPG


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北海道大好き人間

そういえば、新宿駅西口の超高層ビル群も旧淀橋浄水場の跡地でしたね。

あとで自分の記事でも触れたいのですが、我が街にはこれほど大きな浄水場はありません(といいますか、必要ありません)。
その理由とかは、来年の春、震災一周年の時に書きたいと思います。

by 北海道大好き人間 (2011-06-08 13:34) 

optimist

新宿駅西口の超高層ビル群って旧淀橋浄水場の跡地なんですか。
知りませんでした。
その理由、今から楽しみにしています。
by optimist (2011-06-10 22:04) 

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