ウタツギョリュウと 東日本大震災 [科学館・博物館(常設展示)紹介]
フタバスズキリュウと言えば、多くの人が聞いたことがあると思いますが、日本で発見された海生爬虫類です。
それに対して、一般的な知名度が低いように思われるのが、ウタツギョリュウです。 あまり知られていませんが、最も原始的な魚竜の一つとして世界的に知られ、重要な化石なんですよ。
※写真は、国立科学博物館 日本館3F北側に常設展示されているウタツギョリュウの骨格標本。
ウタツと言う名前は、旧歌津町(現在の南三陸町)にある歌津館崎の海岸から発見されたことに因んでいます。その南三陸町には、魚竜館があり、ウタツギョリュウなどが展示されていたのです。
津波被害が大きかった地域でもあり、その後ウタツギョリュウがどうなったのか気になっていたのですが、RQ市民災害救援センターのWebSiteや、宮城県歴史資料保全ネットワークのWebSiteで、魚竜館の状況を見ることができました。
RQ市民災害救援センター『魚竜館の片づけ(リンク)』
宮城県歴史資料保全ネットワーク『104号(2011年4月15日)歌津魚竜館展示資料レスキュー報告(リンク)』
これを見ると、ウタツギョリュウなどの化石は流出を免れたそうです。
勿論、魚竜館に限らず、今回の震災・津波で被害を受けた東北地方の太平洋沿岸域にある博物館、科学館、水族館等施設は多数に及び、中には、建物がほぼ壊滅し、職員全員が亡くなられた施設もあるそうです。
その中で、多くの貴重な標本も、海水や泥をかぶった状態になったと聞きます・・・。詳しくは、国立科学博物館、ホットニュース
『「東日本大震災被災標本レスキュー活動」 - 藻類標本の救出(リンク)』をご覧下さい。
現在、国立科学博物館 地球館1Fの南側スペースで、科博NEWS展示「東日本大震災被災標本のレスキュー活動」として、現地でのレスキュー活動や、標本を受け入れてからの洗浄・修復の作業など、活動の詳細について紹介する展示が行われています。
『科博NEWS展示 東日本大震災被災標本レスキュー活動>(リンク)』
場所が一番奥なので、折角科博を訪れても、気がつかずに帰ってしまわれるかもしれません。
2011年12月27日まで、展示予定だそうですから、是非科博に訪れた際には、ご覧になって下さい。
それに対して、一般的な知名度が低いように思われるのが、ウタツギョリュウです。 あまり知られていませんが、最も原始的な魚竜の一つとして世界的に知られ、重要な化石なんですよ。
※写真は、国立科学博物館 日本館3F北側に常設展示されているウタツギョリュウの骨格標本。
ウタツと言う名前は、旧歌津町(現在の南三陸町)にある歌津館崎の海岸から発見されたことに因んでいます。その南三陸町には、魚竜館があり、ウタツギョリュウなどが展示されていたのです。
津波被害が大きかった地域でもあり、その後ウタツギョリュウがどうなったのか気になっていたのですが、RQ市民災害救援センターのWebSiteや、宮城県歴史資料保全ネットワークのWebSiteで、魚竜館の状況を見ることができました。
RQ市民災害救援センター『魚竜館の片づけ(リンク)』
宮城県歴史資料保全ネットワーク『104号(2011年4月15日)歌津魚竜館展示資料レスキュー報告(リンク)』
これを見ると、ウタツギョリュウなどの化石は流出を免れたそうです。
勿論、魚竜館に限らず、今回の震災・津波で被害を受けた東北地方の太平洋沿岸域にある博物館、科学館、水族館等施設は多数に及び、中には、建物がほぼ壊滅し、職員全員が亡くなられた施設もあるそうです。
その中で、多くの貴重な標本も、海水や泥をかぶった状態になったと聞きます・・・。詳しくは、国立科学博物館、ホットニュース
『「東日本大震災被災標本レスキュー活動」 - 藻類標本の救出(リンク)』をご覧下さい。
現在、国立科学博物館 地球館1Fの南側スペースで、科博NEWS展示「東日本大震災被災標本のレスキュー活動」として、現地でのレスキュー活動や、標本を受け入れてからの洗浄・修復の作業など、活動の詳細について紹介する展示が行われています。
『科博NEWS展示 東日本大震災被災標本レスキュー活動>(リンク)』
場所が一番奥なので、折角科博を訪れても、気がつかずに帰ってしまわれるかもしれません。
2011年12月27日まで、展示予定だそうですから、是非科博に訪れた際には、ご覧になって下さい。
博物館クラス イクチオサウルス化石 |
今回の震災では、各方面に大きな爪痕を残していますが、貴重な資料が流失を免れたことは幸いですね。
でも、尊い人命が失われたことは残念ですが…。
by 北海道大好き人間 (2011-11-21 14:58)
北海道大好き人間 さん、こんばんは。
人も物も大変な被害があったのは、本当に残念ですね。
失われたものは帰ってきませんが、その中でも残されたものを大事にしていきたいものです。
by optimist (2011-11-21 23:27)