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放散虫 [不思議な生き物・奇天烈生物紹介]

放散虫は、主として海の植物性プランクトンで、珪酸質もしくは硫酸ストロンチウムからなる骨格を持っています。その骨格の美しさから、多くのSEM画像やスケッチをネット上でも見ることができます。

サイエンスサマー0008.JPG
※撮影依頼者:optimist
 撮影場所:神奈川県産業技術センター
 資料提供:海洋研究開発機構 地球環境変動領域 古海洋環境研究チーム

サイエンスサマー0009.JPG
昨年(2011年)のJAMSTEC本部の一般公開の際に頂いた、海底堆積物のSEM画像です。
この堆積物は、学術研究船 白鳳丸が北緯32度00分東経157度49分推進2903mのジャッキー海台から採取したものだとか。ほとんどが海の表面に生息しているプランクトンの死骸でできているというので、先日の神奈川県産業技術センターで開催された『かながわサイエンスサマー2012』で、SEM観察して頂いたんです♪

スパイクのついた綺麗な球形をした放散虫の骨格などを観察することができたのですが、こんな細かい幾何学的な構造を顕微鏡サイズで見ると本当に感動です。エルンスト・ヘッケルをはじめ、様々な研究者の心を捉えたのもうなずけます。

タグ:放散虫
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北海道大好き人間

まさに、「自然が作り出す造形美」ですね。これが肉眼でも見える程大きくても違和感はないかも知れません。

by 北海道大好き人間 (2012-11-20 00:04) 

optimist

北海道大好き人間 さん、こんばんは。
本当に美しいですよね。
鉱物の結晶の美しさもそうですが、事前の造形美に只々感動するばかりです。
by optimist (2012-12-23 21:28) 

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