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惑星儀を作ってみよう <水星>完成編 [工作]

前回作成した船形地図を使った水星儀が完成しました。DSC01809.JPG
ご存知の通り、太陽系の惑星中最も太陽に近い水星。この水星は、最後にできた惑星と考えられています。大きさは、直径約4,880kmと、地球の半分以下。
私が作っている惑星儀は、全て8cm発泡スチロール球で作っていますが、実際の縮尺比に近づけるなら、地球と金星を8cmとするなら、火星が4cm、水星に至っては3cmとなってしまいます。この縮尺の場合、木星は90cm近くなてしまうので、全部8cmで揃えているをいうわけ。

ところで、こんなに小さい水星ですが、磁場と磁気圏を持っていることが、マリナー10号の観測から分かっています。太陽系の中で、固有の磁場を持つ地球型惑星は、地球と水星だけなんです。

地球は、核が流動性をもち熱対流運動が起きることで、磁場を持つと考えられています。と言う事は、水星も溶けた状態の核を持っているのでしょうか?水星のように小さい惑星の核は冷えて固まっていると思われていたので、磁場があるという事実は、この発見により、これまでの磁場をつくる理論を修正する必要が出てきました。しかし、どうして水星に磁場があるのかは、謎なんですね~。

以前ご紹介した、水星探査計画『ベピコロンボ(BepiColombo)』。日本が開発を担当する『水星磁気圏探査機(MMO)』は、火星・金星にはない磁場が、水星・地球にはあるのは何故か?を、解明してくれる事を期待します。
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北海道大好き人間

模型を実際の太陽系に正確に当てはめるとしたら、例えば太陽を直径40cmにした場合、地球は直径2mm、月は1mmで、太陽と地球の距離は40mになるそうです(7月の皆既日食に関する小学校の授業より)。
そのくらいスケールが大きいということの証左でもありますね。
by 北海道大好き人間 (2009-12-18 19:12) 

optimist

北海道大好き人間 さん、こんばんは。
実際のスケールにすると、いかに宇宙がスッカスカかというのが良く分かりますよね。
火星までの軌道半径とガス惑星の軌道のあまりの違いに驚いたりとかw
by optimist (2009-12-18 23:58) 

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