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金星(惑星)のみどころ(6月) [天体観測に関する情報]

以前ご紹介した、宇宙教育センターの『みんなで金星を観察しよう「いちばん星みーつけた」』キャンペーンに関連して、このブログでも『金星を月と一緒に撮影してみよう』で、私のお勧めする金星撮影のタイミングをご紹介しました。

6月分について、(ちょっとだけ情報を追加して)改めてお勧めタイミングをご紹介しようと思います。

 6月12日:金星と双子座のポルックス,カストルが、ほぼ一直線に並びます。距離が離れているので、望遠鏡ではなく、数倍のズームなどで狙うと構図内に並ぶ3つの星が納まると思います。
 6月15日:三日月(月齢3)の隣に金星が位置します。といっても、5月の大接近よりは離れています。そういえば、4月、5月の月と金星の接近タイミングでは、私の住んでいる所からは観察できました。今月も晴れると良いな~。
 6月20日:金星とかに座のプレセペ星団が大接近します。双眼鏡や低倍率の望遠鏡で観察するとプレセペ星団の並んで輝く金星を見ることが出来ますよ。

それから、金星ではありませんが、現在火星とレグルスが日没後の西の空で大接近しています(6月7日が最接近)。赤い火星と白いレグルスという、2つの1等星の対比が美しいです。双眼鏡や低倍率の望遠鏡なら同一視野内に見ることが出来ます。
スコープテックさんの情報によれば、ラプトル50とK20mm接眼レンズの組み合わせ(30倍)だと、丁度視野の中に並んだ姿を見ることができるそうです。

また、レグルスは、来月10日頃に今度は金星との接近も控えています。
 
そうそう、今お勧めの惑星として、忘れてはいけないのが、天王星!

これから15日(火)にかけて(最接近は9日)の真夜中に、木星と天王星が接近します。ただ観察しやすいのが、午前2時半を過ぎ(東南東の空約20度)とちょっと遅い時間ですけど・・・。いつもは、6等星と暗い為探すのが難しい天王星ですが、マイナス2.3等星と非常に明るい木星が、マーカーとなってくれている今なら、見つけることが出来るかもしれませんよ。

探し方は、まず望遠鏡に木星を導入します。すると木星のすぐ上に、青緑色に、にぶく光る星が見えたらそれが天王星です。
AstroArtsの『木星と天王星が大接近(リンク)』などで、見え方を確認してから、挑戦すると良いと思います。
私は肉眼で天王星を見た事が無いので、挑戦してみようと思います。夜遅いので、11日(金)か12(土)の晩に夜更かししてみようかな。
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北海道大好き人間

これは、「星ナビ」か「天ガ」に詳しく載っていそうですね。
12日は、忙しすぎて空を見ている時間はありませんでした。
今日は、曇っていてだめでした。
by 北海道大好き人間 (2010-06-15 20:07) 

optimist

北海道大好き人間 さん、こんばんは。
私も雲が多くてなかなか見られません^^;
やはりこの時期は晴れる事が少ないので、難しいですね。
せめて月食は晴れて欲しいです。
by optimist (2010-06-15 22:04) 

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