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2010年6月の部分月食 [日食・月食]

昨日は、金星を初めとする惑星について、今月のお勧め観測タイミングをご紹介しました。

でも今月は、他にも天文ショーがあります。そう、部分月食です。元旦の部分月食に続いて二度目の部分月食。因みに、12月21日には皆既月食も起こります。

部分月食は、6月26日(土曜日)19:00過ぎから22:00にかけての約3時間、東の低い空で見ることができます。月食終了時でも、月の高度は20度にも達しないので、南東方向が開けた場所でした方が良いです。
今回は、満月のお月様が地平線から上がった頃から少しずつ欠け始め、20:30頃には上半分が欠けて半月になります。いつもみられる半月とは欠ける部分が違うので、面白いですよ。

各地の月出時刻や、高度と食分は、第二管区海上保安本部の『6月26日に部分月食が見られます(pdfファイル)』などでご覧になれるので、参考にして下さい。

元旦の部分月食が深夜だったのに対して、今回の部分月食は日没後すぐに観察できるので、子どもと一緒に見る事ができます。土曜日ってのも良いですね。ただ、問題なのは6月末って、ドンピシャ梅雨なんですよね~。最大の障害は、やはり天気になりそうです。

因みに過去の天気を調べてみると、横浜が晴れていたのは、最近20年では2004年,2001年,1998年,1997年,1992年,1991年の6回。確率3割って感じでしょうか?

お天気に恵まれたら、今回も写真をアップしようと思います。
部分月食については、またご紹介するかもしれません。お楽しみに~。
タグ:部分月食
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北海道大好き人間

更新されている記事の量が多いので他の記事への巡回は「後回し」にしますが(苦笑)、そう、日本では今年は年に3回も月食が見られるのですね。
さらに、元日の月食の19年後且つ12月に起こる皆既月食の次のサロスが2029年元日、日本では年が明けてほんとにすぐに本影食が始まる皆既月食となるわけです(去年の暮れにも書いていますが)。
このことに気づいている人は意外と少ないでしょうね。

また、私の記事で書いた2030年6月1日の北海道金環日食が2012年5月21日の東海道金環日食の1サロス後であることは知っている人は多いでしょうけれど、2サロス続けて国内で中心食が観測され、しかも、両者ともに欠け始めから欠け終わりまですべて観測できる極めて希な組み合わせであることに気づいている人は、前述の月食と同じく少ないと思います。もちろん、国土面積の広いロシアやカナダ・アメリカ・中国等では結構あると思いますが。
by 北海道大好き人間 (2010-06-09 19:18) 

optimist

北海道大好き人間 さん、こんばんは。
>2サロス続けて国内で中心食が観測され、しかも、両者ともに欠け始めから欠け終わりまですべて観測できる極めて希な組み合わせである・・・
言われてみると、確かにその通り。
全く気がついていませんでしたが、そういわれると本当に稀なことですね。
by optimist (2010-06-11 21:25) 

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