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Starburst Cluster Shows Celestial Fireworks [科学系よもやま話]

今日は、NASAが公開したNGC3603の写真をご紹介します。
Starburst Cluster Shows Celestial Fireworks(リンク)』
466895main_celestial-fireworks-labeled.jpg
Credit:NASA, ESA, R. O'Connell (University of Virginia), F. Paresce (National Institute for Astrophysics, Bologna, Italy), E. Young (Universities Space Research Association/Ames Research Center), the WFC3 Science Oversight Committee, and the Hubble Heritage Team (STScI/AURA)

NGC3603は、りゅうこつ座の方向にある星雲で、活発に星が形成されている場所だと考えられています。我々と同じ天の川銀河にありますが、地球から2万光年程離れ、りゅうこつ腕に位置するそうです(太陽系があるのはオリオン腕)。写真では、星の集団の周囲に、新たな星形成のための原料となる、星間ガスと塵の雲を見ることが出来ます。
また、星雲を構成する星は1万個にもなるのですが、たった直径5光年の範囲に集まっているんです。驚きですね。太陽を中心とする直径5光年以内に、恒星は確認されていないというのに、なんと1万個ですよ!

さて、NGC3603では、活発な星形成活動が確認されていますが、この星雲を構成する星の多くは同時期に生まれ、しかもまだ生まれたてだそうです。その質量の違う様々な段階の星が存在していて、恒星の一生を分析するための多くの情報を与えてくれるんだそうです。

そんな多くの情報を与えてくれる星雲ですが、何も考えずに見るだけでも、感動させてくれますね。

余談ですが、リンク先の原文には、「7月4日の花火のような」と形容されていますが、アメリカの独立記念日に打ち上げられる花火です。日本人には、7月4日と言われてもピンときませんね^^;
タグ:NASA
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コメント 6

Loby

直径5光年以内に1万個って、相互の引力関係が想像を絶する世界でしょうね。。。
by Loby (2010-07-08 00:58) 

北海道大好き人間

「りゅうこつ座」は、日本からは殆ど見えない星座ですから(アメリカでもフロリダ半島先端まで行ってどうかなという程度)、ピンとこないの人の方が多いでしょうね。
by 北海道大好き人間 (2010-07-08 21:32) 

yablinsky

宇宙は真空の虚無な世界でなく、物質とエネルギーにあふれていることがわかりますね。
by yablinsky (2010-07-08 21:47) 

optimist

Loby さん、こんばんは。
きっとその宙域では、一面明るい星が輝いているんでしょうね。
by optimist (2010-07-10 00:23) 

optimist

北海道大好き人間 さん、こんばんは。
りゅうこつ座に限らず、南半球の星座って日本人には馴染みが薄いですよね^^;
私も、ニュージーランドに旅行に行った時に南十字星やケンタウルス座が全部見えるのに感動したものです。
by optimist (2010-07-10 00:24) 

optimist

yablinsky さん、こんばんは。
一面では物質とエネルギーに満ちていて、見方によっては虚無の空間と思える。宇宙って本当に面白いですよね。
by optimist (2010-07-10 00:26) 

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