すばる望遠鏡に障害が発生

ハワイのすばる望遠鏡で、ちょっと心配なニュースが・・・
『すばる望遠鏡障害発生報告　（第一報 ２０１１年７月４日）　報告文（ｐｄｆファイル）』

２０１１年７月２日（日本時間７月３日午前０時３０分） 、すばる望遠鏡で、共同利用観測の終了後、観測装置や望遠鏡を格納する作業中に、主焦点周辺光学系システムからの誤動作信号が検出されたそうです。

原因を調査したところ、望遠鏡上部の主焦点付近から冷却液（エチレングリコールと、水との混合液体）が漏れ出していることが分り、冷却液の供給を止めたそうです。
相当量の冷却液が漏れ出したらしく、漏洩規模は、望遠鏡上部から主鏡、主鏡の裏面支持機構部の一部など、かなり広範囲に及んでいるとのこと。

清掃・修復作業のため、一時的に観測を中止せしているそうですが、早期に無事復旧されることを願うばかりです。

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タグ：すばる望遠鏡 国立天文台

コメント 2

原因は何でしょうか？早く復旧するといいですね。

by 北海道大好き人間 (2011-07-07 00:25) 

北海道大好き人間 さん、こんばんは。
主焦点カメラ周辺にあるケーブル巻き取り機構と観測装置回転機構の同期回転に不具合があり、両者をつなぐケーブルやホースなどに異常な力がかかり、コネクター付近で内部の切断、変形損傷などが生じたと推定されているようです。
いずれにしても、心配です。
by optimist (2011-07-11 23:12)