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化学実験講座『化学の力で光を出す』 後、先生論(笑) [一般公開・講演・特別展等紹介]

今日ご紹介するのは、国立科学博物館で予定されている化学実験講座『化学の力で光を出す(リンク)』です。
ルミノールやシュウ酸エステルの化学反応による発光現象を体験する事ができるそうです。発光って、人の興味を引きますよね。発光植物などもそう。花火もそうかな。何故なのでしょう?

さて、開催予定は、10月8日(14:30~16:00)。場所は、地球館3階実験実習室だそうです。
募集定員は20名(大学生以上)なのですが、日本化学会関東支部、東京都理化教育研究会との共催イベントであり、現職理科教員を優先するそうです。

私も参加してみたいような、でも一人でも多くの理科教員の方に体験して頂いて、子どもたちに見せてあげて欲しいような・・・。
このような現職理科教員を対象にするイベントに空きがある場合、一般の人も参加できるようにする事には賛成です。

どうしても世間が狭くなると指摘される事が多く、学校限定のコミュニティーに埋没しがちな教員と、外からだと今学校で何が行われているのかを知る機会が殆ど無い一般の社会人が触れ合う(とまでは申しませんが)事に、意味があると思うからです。
教員、一般人(非教員)という垣根なく、科学に興味がある者同士など、個人としてのコミュニティーが彼方此方に作られるような社会が理想かな~。

学校の教員に対して、先生と生徒の親という関係でなく、個人対個人でサポートし合える環境というのは、なかなかに難しいのかもしれませんが、先生同士の互助会(研究会)だけでは得られない体験が出来るのではないかと考えてます。
 
ところで、我が家の場合、子どもが未就学児童しかおりません。やっぱり、学校では、親御さんは「○○先生」って呼ぶんでしょうか?「○○さん」って呼ばれて不快に思われる教員の方って多いのかな?

私の会社では、面と向かって呼びかける場合「○○さん」です。部長などの肩書きを持っていても、基本は「○○さん」。勿論、外部の方と話している時には敬称をつけず「○○」ですし、公的な場所で紹介するような場合は「○○部長」だったり「○○主任」と使い分けますよ。
それにしても、この「さんづけ」は気持ちが良いです。「肩書きと付き合っている、話しているのではなく、あなた自身とお話しています。」という気持ちが強くなる気がします。自分にあっていると言うだけかもしれませんが・・・

勿論、学校という場所では「○○先生」と言うのが必須というのであれば、従いたくないとか、反感を覚えるという事ではありません。ですが、先生という言葉は、明確な区別というか、こっち側とあっち側のように、侵しがたい壁を感じます。少なくとも、現代日本において、教員と親の間に上下関係があるのは間違いだと思います。それに、尊敬が無い呼称上だけの「先生」という呼びかけに何の意味があるのでしょう?

それに、先生って言葉には、言外に「貴方は先生、特別な力がある分、責任があるのだ。」って言っている気もしちゃうんです。そうやって教員に丸投げって感覚が、追い詰め、孤立感を感じさせる要因にもなるような・・・。まあ、私の勝手な思い込みなんですけどね。

また、親に対して「お父さん、お母さん」或いは「○○さんのお父さん、お母さん」と呼ぶのも「親」という立場を強調したい場合でもなきゃ違和感を感じます。
どちらが偉いではなく、立場がどうだからでもなく、お互いに協力して子どもたちを導いていくのだと考えれば、大人同士「○○さん」と呼び合うのは、おかしくないと思うのです。

しかしながら、これは、トップダウンでやって貰わないと、進まない事だと思います。だって、親しみをもって「○○さん」と呼ばれた側が、あえて「先生」と呼ばず「さん」なのは、何か他意があるに違いないと憤慨したのでは意味がありませんから・・・。
少なくとも、文部省が生徒に対し男女ともに「さん」と呼びましょうなんて指導するよりは、親御さんとはお互いに「さん」と呼びましょうと指導する方が、ほよど健全だと思うんです。是非、大人同士の「さんづけ」指導をよろしくお願いします、文部省の方。

ところで、色々なご意見があるとは思いますが、
跡見学園女子大学 曽田修司教授のブログ『「さん」づけの効用(リンク)』
鳴門教育大学 武田清准教授の『先生,せんせい,セんせ(リンク)』
などは、個人的に非常に共感を持てる意見でしたので、例示させて頂きます。

また、学校によっては、生徒が教員に対しても「○○さん」と呼ぶところもあるのですね。
学校トーキス『慶應義塾中等部 部長 斎藤先生からのメッセージ(リンク)』
流石に高校生までは、明確に学業を教えて頂いている立場なのですから、「先生」で良い気もしますが、一つの校風としてならアリ?

なんだか、国立科学博物館のイベントのご紹介から、後半かなり脱線してしまいましたが、タイトルにも「・・・後、先生論(笑)」と書いた事ですし、ご容赦下さい。
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コメント 2

北海道大好き人間

>現職理科教員を優先するそうです。
全国は無理でも関東地方の中学・高校に案内状みたいなものを送ったのでしょうか?
ただこの時期は、運動会や学園祭シーズンでもあります。思い切って夏休みに実施したらどうかと思います。

by 北海道大好き人間 (2011-09-18 13:10) 

optimist

北海道大好き人間 さん、こんばんは。
もともと、教員対象の研修会などは、普通に行われているそうです。
ただ、それとは別に、一般の方と教員の方、どちらも参加できるような企画がもっと増えれば良いのにな~と思います。
by optimist (2011-09-24 21:33) 

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