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サイエンスアゴラ2011<感想編>その3 [一般公開・講演・特別展等紹介]

先週末、お台場で開催されたサイエンスアゴラ2011のレポート3回目です。

初日は、荒天のため屋外で予定されていたイベントは中止となりましたが、2日目の日曜日には天気も回復。
屋外イベントも行われました。

Science Edgeさんにによる「マッチ棒ロケットを飛ばそう!」は、マッチ棒の火薬部分のみの燃焼でマッチをどれだけ遠くへ飛ばせるかを競うゲームをしていました。

改めて考えてみると、一般的なマッチの頭薬は塩素酸カリウムを含むため、それ自身強力な酸化剤を含む固体燃料と言えます。
そう、マッチを加熱すると、周囲に大気中のように周囲に酸素が無くても燃焼するんです。見方をかえれば極小固体燃料ロケットという訳です。
サイエンスアゴラ_ロケット0007.JPG
とはいえ、マッチだけでロケットになる訳ではありません。燃焼室とロケットノズルが無ければ無秩序に燃焼してしまい、推進力を得る事ができないからです。
そこで、ここではアルミ箔を使って頭薬を多い燃焼室とし、後方にノズル部分を設ける事で、数mも飛ぶロケットを作っていました。
理論上は、宇宙空間でも飛ばす事ができるはずです。

最近はあまり見なくなったマッチですが、こんな使い方もあったのかと感動w
火を使うので、子どもだけで遊ばないようにして貰いたいですが、思った以上にロケットっぽいので、お勧めです。

その隣では、東京電機大学理工学部物理学教室による「波のちから」が出展していました。
こちらは、ベンハムの独楽や偏光フィルター、パラボラアンテナを使った声の伝達実験などの体験コーナーがあり、音波や光などの波の性質に親しんで貰おうという内容。

小さい子どもも楽しめる上、クリアファイルやボールペン、消しゴムなどのグッズも沢山頂けました。
サイエンスアゴラ_ベンハム0006.JPGサイエンスアゴラ_グライダー.jpg
他にも本物のグライダーに乗ることもでき、娘も楽しそうに乗り込んでました。

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コメント 2

北海道大好き人間

確かに100円ライターの普及で、マッチは見かけなくなりましたね。
それだけならまだしも、ストーブの点火方法を知らない若い人も見かける様になりました。
今のストーブ(ファンヒーターではありません)は、電池を装着してワンタッチで点火できますから、マッチによる原始的な点火方法を知らなくなってしまうのでしょうね。

by 北海道大好き人間 (2011-12-07 21:23) 

optimist

北海道大好き人間 さん、こんばんは。
どんどん便利に安全になる一方で、より原始的で危険(でもフレキシビリティーが高い)ものが失われていきますよね。
それが良いのか、悪いのか・・・。
by optimist (2011-12-07 22:46) 

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