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世界最小のカエルPaedophryne amauensis [不思議な生き物・奇天烈生物紹介]

今日ご紹介するのは、成熟しても体長が7ミリ程という、極小サイズの新種のカエルです。

PLos ONE『Ecological Guild Evolution and the Discovery of the World’s Smallest Vertebrate(リンク)』

発見されたのは、パプアニューギニア。Paedophryne amauensis の体長は、平均7.7mm。脊椎動物としては最小なのだそうです。
因みに、これまで最小だとされていたのは、東南アジアに住むコイ科の魚Paedocypris progeneticaで、メスの体長が約7.9mm程なのだとか。

論文では、別の極小サイズの新種カエルである、Paedophryne swiftorumも発表されていました。こちらも体長約8.6mm。小さいですね~。
リンク先のFig2で2種類とも捕獲された場所と共にご覧になれます。

このような極小サイズのカエルは、大型の捕食者と競合しないように、小型の無脊椎動物を食べるために小さな体に進化した可能性が指摘されていました。大きく進化するものがあれば、別の理由で、より小さく進化する種もいる。
実に面白いですね。


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北海道大好き人間

外敵から身を守るためとはいえ、生殖(繁殖)するのは結構大変なのでないでしょうか?
まあ、確実に子孫を残せる様にたくさんの卵を産んだりするのでしょうけれども。

by 北海道大好き人間 (2012-01-13 11:17) 

optimist

北海道大好き人間 さん、こんばんは。
小さい事は身を隠す点でも有利に働くのではないでしょうか?
ただ、移動範囲は狭くならざるを得ない気がしますが・・・^^;
by optimist (2012-01-19 23:45) 

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