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「ひので」太陽黒点半暗部形成の前駆構造を初めて捉える!? [科学系よもやま話<宇宙の話>]

太陽観測衛星「ひので」が、太陽黒点の誕生から成長過程を」連続的に観測することに成功したと発表がありました。
「ひので」太陽黒点半暗部形成の前駆構造を初めてとらえた(リンク)』
#1-07ひので.JPG

これまで、半暗部の無い小黒点が、半暗部をもつ大きな黒点に成長するメカニズムは解明されてなかったそうです。
今回の「ひので」の観測結果から、太陽光球内部から浮き上がってくる磁力線が形作ると考えられてきた黒点が、その成長過程では、上空の彩層から磁力線が下がってくることによって黒点の構造の一部が形作られる事が明らかになり、驚いたのだそうです。

ところで、この太陽観測衛星「ひので」(SOLAR-B)は、太陽観察を目的とした日本の科学衛星としては3代目です。因みに初代が「ひのとり」、二代目が「ようこう」です。最近は、日本の科学衛星も多く、運用中の物だけでも赤外線天文衛星「あかり」(ASTRO-F)とか、X線天文衛星「あすか」(ASTRO-D)の後継となる5代目のX線天文衛星「すざく」(ASTRO-EII)などがあるのですが、ご存知でしたか?

今後の「ひので」や、他の科学衛星の活躍に期待ですね。
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北海道大好き人間

この関連で、
日食について(2011年1月4日の部分日食編)
http://hokkaido-daisuki.blog.so-net.ne.jp/2011-01-07
を加筆修正しました。
加筆内容
2263年6月7日に観測される皆既日食の記事&画像を追加

私が再三触れている「日本国内で同一サロスの日食の中心食が2サロス続けて観測できる例」になります。

by 北海道大好き人間 (2012-03-10 12:38) 

般若坊

フレアで発生する強力な磁場が 太陽の一部分の表面を 撹拌するので黒点が現れるのでしょうか・・・ この応用が 原子炉冷却に使われるナトリューム電磁ポンプですね?
by 般若坊 (2012-03-10 13:33) 

optimist

北海道大好き人間 さん、こんばんは。
日食、いよいよ2か月程になりましたね。
是非、晴れて欲しいです!

般若坊 さん、こんばんは。
大洋黒点については、その生成原因は未だ未解明で、最新の研究では今回ご紹介したように、太陽の磁場によるとされています。
仰るように、強い磁場は、電荷を帯びた粒子や流体を機械的に接触することなく、制御する事ができるという点では電磁ポンプと通ずる所があるかもしれませんね。
by optimist (2012-03-10 22:55) 

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