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埃まみれの火星探査車「オポチュニティ」の自分撮り [科学系よもやま話<宇宙の話>]

今日は、少々旬を過ぎていて申し訳ないのですが、先月NASAが公開した写真をご紹介します。

NASAが運用する火星探査車「オポチュニティ」が撮影した画像が公開されていますが、その中の一枚です。
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Dusty Mars Rover’s Self Portrait(リンク)』

2004年1月に火星に着陸して8年。5回目の冬を迎えた「オポチュニティ」の現在の姿です。昨年末にパノラマカメラで撮影したものを加工した一枚だそうですが、傷ついた冒険家が自分を写した一枚という感じでしょうか?

風格すら漂うように思えるのは、私のひいき目かもしれませんが・・・
双子の火星探査車「スピリット」は、Troyと呼ばれる緩い砂地で身動きが取れなくなり、既に運用を終了しているだけに、残る「オポチュニティ」には、もうひと頑張りを期待したいところです。
ですが、太陽電池に堆積した埃のために発電量が低下してしまっており、冬が終わるか風が吹いてほこりが吹き飛ばされるかしない限り、大きく動くことはできないのだとか。

現在、「オポチュニティ」は、「Greeley Haven」という場所でを斜面に停車中。少しでも多くの太陽光を受けられるようにして春の訪れを待っているそうです。
頑張れ! オポチュニティ!!

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北海道大好き人間

「砂漠の中に立つ東京スカイツリー」を真上から撮影したっていう感じですね。
太陽電池が復活し、数々のデータを地球へ送ってくれることを願うばかりです。

by 北海道大好き人間 (2012-05-17 09:51) 

optimist

北海道大好き人間 さん、こんばんは。
一定以上の年月働いてくれた探査機なり、科学衛星なりは、どうしても擬人化というか、思い入れが強くなり人間を相手にするような気分になる時がありますよね。
by optimist (2012-05-29 21:21) 

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