アルファ・ケンタウリBを廻る地球と同質量の惑星 [科学系よもやま話<宇宙の話>]
アルファ・ケンタウリ星系に、惑星が存在するとする論文がニュースになっていました。
『An Earth mass planet orbiting Alpha Centauri B(リンク)』(Nature (2012) doi:10.1038/nature11572)
フルテキストは、ESO:European Southern Observatory(ヨーロッパ南天天文台)でも公開していますので、お時間があれば、ご覧下さい。
『An Earth mass planet orbiting Alpha Centauri B(pdfファイル)』
Credit:ESO/L. Calçada/Nick Risinger (skysurvey.org)
因みにアルファ・ケンタウリ星系が3連星系だという話は、以前書いた『なんでもランキング~太陽からの距離が近い恒星系~』で、紹介していますので、お時間があればご覧ください。
私たちの住む太陽系のお隣の恒星系にも惑星が存在するとなると、一気に太陽系外惑星探査が現実味を帯びてきますね。ほんの4.3光年先(といっても、とんでもなく遠いのですが)ですから、今の技術の延長でも探査機を飛ばすことは可能となるわけです。
SF小説の中では、アルファ・ケンタウリ星系の惑星といえば、人類最初の植民地としてお馴染みですよね。
アイザック・アシモフのファウンデーションシリーズでは、星系唯一の惑星としてアルファAを巡る惑星「アルファ」が、リングワールドの著者ラリー・ニーヴンも、「ウンダーランド」の名で登場します。
この論文で存在を占められている惑星は、公転周期が3.236日という短さ。アルファ・ケンタウリBの僅か600万km(水星の公転半径でさえ5800万km)という近距離を回っていると推測されています。
とても我々が住める環境ではなさそうです。
記事では、「これまでの系外惑星に関する統計的研究を基に推測すると、アルファ・ケンタウリBには「ハビタブルゾーン(生命居住可能領域)」を公転する他の惑星が存在する可能性も高い」とありましたが、要するにに、これまで地球サイズの系外惑星を持つ恒星には複数の惑星を持つ例が多数あるので、多分他にも惑星があるだろう。で、その惑星が可住領域にあるかもねって事です。
なんだかワクワクする話ですよね♪
『An Earth mass planet orbiting Alpha Centauri B(リンク)』(Nature (2012) doi:10.1038/nature11572)
フルテキストは、ESO:European Southern Observatory(ヨーロッパ南天天文台)でも公開していますので、お時間があれば、ご覧下さい。
『An Earth mass planet orbiting Alpha Centauri B(pdfファイル)』
Credit:ESO/L. Calçada/Nick Risinger (skysurvey.org)
因みにアルファ・ケンタウリ星系が3連星系だという話は、以前書いた『なんでもランキング~太陽からの距離が近い恒星系~』で、紹介していますので、お時間があればご覧ください。
私たちの住む太陽系のお隣の恒星系にも惑星が存在するとなると、一気に太陽系外惑星探査が現実味を帯びてきますね。ほんの4.3光年先(といっても、とんでもなく遠いのですが)ですから、今の技術の延長でも探査機を飛ばすことは可能となるわけです。
SF小説の中では、アルファ・ケンタウリ星系の惑星といえば、人類最初の植民地としてお馴染みですよね。
アイザック・アシモフのファウンデーションシリーズでは、星系唯一の惑星としてアルファAを巡る惑星「アルファ」が、リングワールドの著者ラリー・ニーヴンも、「ウンダーランド」の名で登場します。
この論文で存在を占められている惑星は、公転周期が3.236日という短さ。アルファ・ケンタウリBの僅か600万km(水星の公転半径でさえ5800万km)という近距離を回っていると推測されています。
とても我々が住める環境ではなさそうです。
記事では、「これまでの系外惑星に関する統計的研究を基に推測すると、アルファ・ケンタウリBには「ハビタブルゾーン(生命居住可能領域)」を公転する他の惑星が存在する可能性も高い」とありましたが、要するにに、これまで地球サイズの系外惑星を持つ恒星には複数の惑星を持つ例が多数あるので、多分他にも惑星があるだろう。で、その惑星が可住領域にあるかもねって事です。
なんだかワクワクする話ですよね♪
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タグ:アルファ・ケンタウリ 太陽系外惑星
太陽系以外にもこういう恒星・惑星系列があると思いますが、やはり太陽系(地球)は絶妙なバランスの上に成り立っているわけですね。
今後の観察や探査の成果が楽しみです(とはいえ、そう簡単ではないでしょうけれども)。
by 北海道大好き人間 (2012-10-19 09:12)
北海道大好き人間 さん、こんばんは。
大変な事業になるのは間違い無さそうですが、最も近い恒星系に惑星が存在するとなれば、近い将来、確実に何らかの探査方法が検討され、もしかしたら生きているうちになんらかの探査機が目指す姿を見ることができるかもしれませんね。
by optimist (2012-10-21 21:48)