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小惑星イトカワの内部構造 [科学系よもやま話<宇宙の話>]

探査機「はやぶさ」が、その欠片を持ち帰った事で、一躍有名となった小惑星イトカワに関する論文が、欧州の学術誌「Astronomy & Astrophysics」に掲載されたと、ヨーロッパ南天天文台のScience Releaseで紹介されていました。
the Anatomy of an Aste(リンク)』

こちらが、掲載されたその論文です。
The internal structure of asteroid (25143) Itokawa as revealed by detection of YORP spin-up(リンク)』

「はやぶさ」による観測で得られた詳しい形状と、地上からの観測でとらえられたわずかな自転の加速から、「イトカワ」が、密度の異なる2つの部分に分かれているという事が分かったという内容です。
 
小惑星内部の密度の違いがはっきり確認されたのは、これが初めてなんだとか。どのように小天体ができたのかを知る事は、太陽系そのものの成り立ちを知る上でも非常に重要です。

「はやぶさ」が「イトカワ」から持ち帰った破片を使った研究も続けられているので、これからも、イトカワに関する発見は続くでしょう。楽しみですね♪

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コメント 2

北海道大好き人間

論文が英文なので理解できないですが、よくぞここまで調べたものだと思います。

by 北海道大好き人間 (2014-02-22 14:01) 

optimist

北海道大好き人間 さん、こんばんは。
英文は私も苦手ですが、この手の論文だと図を読むだけでも結構分かりますよ。良くできた論文ほど本文が無くてもAbstractとFigureだけで分かるというのは本当だと思いました。
by optimist (2014-02-24 21:17) 

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