新型インフルワクチン、国内初の治験開始 [科学系よもやま話]
あまりケチをつけるのも良くないと思いますので、批判するつもりはありませんが、流行前に且つ大多数の人が接種しないと感染拡大は防げないインフルエンザワクチン。個人単位で考えれば、ワクチンで感染確率が減るので、意味が無いとは申しません。しかし、現在日本が国内で１７００万人分確保とされる量と接種時期を考えると、国家戦略として国内のインフルエンザ蔓延を防ぐという目的に対する効果は疑わしいですね。
個人単位でのうがい、手洗い、マスク着用etc…の予防対策で蔓延を防ぐしかなさそうです。
隣の芝生ではありませんが、フランスを見てみると、「ワクチンは全国民に行き渡るように９４００万回分を既に購入済みで、勿論全て無料で接種可能。その時期も来週にも医療関係者、妊婦、持病がある「弱者」から接種を開始、１０月中旬には全国民の接種が可能」らしいです。
翻って日本では、優先される、１）患者診療に当たる医療従事者、２）妊婦や基礎疾患のある人、３）１歳～就学前の幼児、４）１歳未満の乳児の両親への有料接種を１０月下旬以降に開始すべく準備中。現在のところ、接種は自費で7000～8000円程度（低所得者の負担は全額無料。でも低所得者ってどんな人かは決まっていない）。
フランスと日本、一体何が違うんでしょうね。
足りない分は輸入って話ですけど、これも泥縄ですね。ＷＨＯの進藤奈邦子医務官（インフルエンザ対策担当）が、ＮＨＫのインタビューでコメントしていましたが、全くその通りだと思いました。曰く、「日本のようにもともとワクチンを作る力があるところは、こういう状況を想定して、もっとワクチンの生産能力を上げてほしかった。まだ遅くないので、生産能力を早急に高める国家努力をしてほしい」彼女は、日本が国内向けだけでなくアジアを中心とした途上国にもワクチンを提供するべきだという考えを示しされていました。
そうそう、育児と無縁の方は分からないと思いますが、０歳児へのワクチン接種ってのも簡単じゃ～ありません。
そもそも０歳児ってやたらとワクチン接種があるんです。麻しん（はしか）ワクチン，ＤＰＴ（ジフテリア・百日せき・破傷風混合）ワクチン，ＢＣＧ（結核）ワクチン，ポリオワクチンetc... そうそう、季節性インフルエンザワクチンも受けたい所です。
で、こいつら接種時期はある程度決まっていて、その日思い立ってすぐ出来るというものではありません。更に生ワクチンであるポリオやBCGは接種から４週間は開けなきゃならんわ、ポリオは２回摂取だわ。更には、０歳児は発熱したり、下痢したりで摂取できない事なんてざらですよ。
接種のスケジュールのやりくりに頭を抱えた事がある人も多いのではないでしょうか？
加えて、今年は新型インフルエンザワクチンです。せめて季節性のワクチンと同時接種できれば良いのですが、駄目となったらインフルエンザワクチンだけで４週間かかってしまいます（０歳児だと２回接種で１週間間隔をあけなきゃならんのです）。
我が家でも娘の下痢が治らない事には、予防接種のスケジュールが立たず、更にはインフルエンザワクチンのスケジュールも未定の現状では、お手上げ状態です。
まあ、インフルエンザワクチンが接種できるなら、ポリオは後回しで先にこっちから摂取しようと思っていますが、さっさと接種時期を確定してくれ～ぃ！
個人単位でのうがい、手洗い、マスク着用etc…の予防対策で蔓延を防ぐしかなさそうです。
隣の芝生ではありませんが、フランスを見てみると、「ワクチンは全国民に行き渡るように９４００万回分を既に購入済みで、勿論全て無料で接種可能。その時期も来週にも医療関係者、妊婦、持病がある「弱者」から接種を開始、１０月中旬には全国民の接種が可能」らしいです。
翻って日本では、優先される、１）患者診療に当たる医療従事者、２）妊婦や基礎疾患のある人、３）１歳～就学前の幼児、４）１歳未満の乳児の両親への有料接種を１０月下旬以降に開始すべく準備中。現在のところ、接種は自費で7000～8000円程度（低所得者の負担は全額無料。でも低所得者ってどんな人かは決まっていない）。
フランスと日本、一体何が違うんでしょうね。
足りない分は輸入って話ですけど、これも泥縄ですね。ＷＨＯの進藤奈邦子医務官（インフルエンザ対策担当）が、ＮＨＫのインタビューでコメントしていましたが、全くその通りだと思いました。曰く、「日本のようにもともとワクチンを作る力があるところは、こういう状況を想定して、もっとワクチンの生産能力を上げてほしかった。まだ遅くないので、生産能力を早急に高める国家努力をしてほしい」彼女は、日本が国内向けだけでなくアジアを中心とした途上国にもワクチンを提供するべきだという考えを示しされていました。
そうそう、育児と無縁の方は分からないと思いますが、０歳児へのワクチン接種ってのも簡単じゃ～ありません。
そもそも０歳児ってやたらとワクチン接種があるんです。麻しん（はしか）ワクチン，ＤＰＴ（ジフテリア・百日せき・破傷風混合）ワクチン，ＢＣＧ（結核）ワクチン，ポリオワクチンetc... そうそう、季節性インフルエンザワクチンも受けたい所です。
で、こいつら接種時期はある程度決まっていて、その日思い立ってすぐ出来るというものではありません。更に生ワクチンであるポリオやBCGは接種から４週間は開けなきゃならんわ、ポリオは２回摂取だわ。更には、０歳児は発熱したり、下痢したりで摂取できない事なんてざらですよ。
接種のスケジュールのやりくりに頭を抱えた事がある人も多いのではないでしょうか？
加えて、今年は新型インフルエンザワクチンです。せめて季節性のワクチンと同時接種できれば良いのですが、駄目となったらインフルエンザワクチンだけで４週間かかってしまいます（０歳児だと２回接種で１週間間隔をあけなきゃならんのです）。
我が家でも娘の下痢が治らない事には、予防接種のスケジュールが立たず、更にはインフルエンザワクチンのスケジュールも未定の現状では、お手上げ状態です。
まあ、インフルエンザワクチンが接種できるなら、ポリオは後回しで先にこっちから摂取しようと思っていますが、さっさと接種時期を確定してくれ～ぃ！
http://www.so-net.ne.jp/news/cgi-bin/article.cgi?gid=sci&aid=20090916-570-OYT1T01093
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確かに対応が後手後手に回っている気がしますが、ウイルスの方もワクチンに対して抗生を持つ「新種」が発生するでしょうから、結局はいたちごっこなのでしょうが…。
あと、生まれてから幼稚園に上がるまでには毎年何らかのワクチン接種がありますね。
あちこちで死亡記事が出ているので、気がかりではあります。
by 北海道大好き人間 (2009-09-18 10:59)
北海道大好き人間 さん こんばんは。
季節性のインフルエンザでも死亡される人は毎年出ているそうなので、特に新型を気にする必要も無いかもしれませんが、子の親としては気になるところです。
その後聞いた所では、季節性と新型は同時接種可能だそうです。まあ、新型のワクチンを待ってると11月になっちゃいそうですから、季節性インフルエンザをさっさと接種する方が良さそうです。
by optimist (2009-09-22 23:53)
フランスやアメリカでは国民に十分な量を確保した上で、一部を発展途上国に無償供与するみたいですね。
官僚依存でも脱官僚依存でもどっちでも良いからちゃんとやれよっって感じがします。｀д´＃
by すうちい (2009-09-24 11:26)
すうちい さん、こんばんは。
無償供与は偽善だとか文句言う人が居そうですが、それすら出来ずに輸入に頼るってのも情けない話ですよね。
まあ、個人レベルで予防に努める事に致しましょう。
by optimist (2009-09-24 22:36)