ガリレオ「海王星は惑星」知ってた？ 豪の研究者が新説

昨年（2009年）は、ガリレオ・ガリレイが望遠鏡を天空に向けてから400年となることを記念し、『世界天文年』として、各地で多くのイベントが行なわれましたね。

このブログでも国立科学博物館で行なわれた『ガリレオの天体観測から400年 宇宙の謎を解き明かす』をご紹介しました。
※この企画展は、大阪市立科学館で開催中です（～2010年1月31日）。
彼の残した業績は、本当に偉大な物で、金星が満ち欠けや木星のガリレオ衛星を発見し、これらの裏付を元に地動説を唱えた事は有名ですね。他にも振り子の等時性の証明や、落体の法則の発見など、枚挙に暇がありません。

そして、現在の科学の基本的なルールとも言える、検証による証明を使った事も忘れてはいけないでしょう。即ち、読者に同一の実験を促して検証させることによって、自説の正しさを証明するという手段です。
これは、今日の論文でも基本であり、再現性は科学的方法の根幹をなす主要な原則とされました。勿論、今では、量子力学などの確率的な出来事を取り込み、統計学的な論理・手法が重用いられるので、必ずしも再現性が必要かというとその限りではないんですけど・・・。

もしかしたら、そんなガリレオの発見に、新たな１ページが加わるかもしれませんね。

それにしても、未だにガリレオの研究内容を研究している人達が居るんですね～。そっちの方に驚きました＾＾；
彼の思考を読み解く学問という感じなのでしょうか？

ところで、ガリレオ・ガリレイの名前をガリレオと呼んだり、ガリレイと呼んだりしますが、ちょっと調べたら面白い記述がありました。
ガリレオが生まれたイタリアのトスカーナ地方では、長男の名前には「姓」を単数形にしてその名前とすることがあるそうです。ガリレイ（Galilei）家の長男だから（Galileo）という感じ。他の例としては高級ブランド、グッチの創業者『グッチオ・グッチ（Guccio Gucci ）』もそうなんだとか。
つまり、名前が性と同じ（単数形ではありますが・・・）なんですね。そして、ガリレオとはガリレイ家の長子に、しばしばつけられる名前なので、他にもガリレオの家系にはガリレオ・ガリレイさんが居るそうです。

そして、日本語ではガリレオまたはガリレイと略されるガリレオ・ガリレイですが、本国イタリアではGalileoと呼ばれるそうです。これは、特に偉大な人物を姓ではなく名で呼ぶ習慣があるからだそうで、レオナルド、ダンテ、ミケランジェロ、ラファエロも姓ではなく名前なんですって。恥かしながら、初めて知りました。確かにレオナルド・ダ・ビンチですから、名前ですね。でもダンテやミケランジェロ，ラファエロの姓って？

調べてみたらそれぞれ『アリギエーリ(Dante Alighieri）』，『ブオナローティ（Buonarroti）』，『サンティ（Santi）』でした。
（出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』）

しかし、よくよく考えてみれば、日本でも信長とか竜馬，（本名ではありませんが）漱石や鴎外と呼ぶことはあっても織田，坂本、夏目，森という風にして論じられると違和感があるから同じようなものかもしれませんね。

タグ：ガリレオ・ガリレイ

コメント 4

こんばんは。＾＾
＞検証による証明
これって大事ですよね。
＞偉大な人物を姓ではなく名で呼ぶ習慣
私が読んだ本だと、当時のイタリアでは名前で呼ぶ方が一般的だったという説が載ってました。あと、ナポレオンが名前なのは皇帝になったからだとか。偉大な人物を名で呼ぶ習慣はあるみたいですね。
日本人の呼び方は面白かったです。言われてみれば、そうですよね。
あと、姓より名前で読んだ方がカッコイイです（笑）。
by kaika-t (2010-01-06 23:44) 

kaika-tさん、こんばんは。
＞当時のイタリアでは名前で呼ぶ方が一般的
なる程、そうなんですか～。名前で呼び合うって何だかフレンドリーですね♪まあ、そう感じるのも、今の日本に住む人間の感覚なのでしょうが＾＾；
by optimist (2010-01-07 00:03) 

確かに名前で呼ぶか姓で呼ぶかは、一概には言えない部分がありますね。
野球にたとえれば、松坂（大輔）や松井（秀喜）は主に姓で呼ぶでしょうけれど、イチローは完全に名前ですね。
by 北海道大好き人間 (2010-01-07 15:05) 

北海道大好き人間 さん、こんばんは。
今現在の人の場合、芸能人を除くと姓、或いはフルネームで言う事が多いように思いますね（勿論日本の場合ですが）。
イチローは、やはり登録名がイチローだったからでしょうか？
by optimist (2010-01-08 22:32)