SSブログ

日本の科学技術予算 [科学系よもやま話]

さて、一応科学系を自称するこのブログ、巷を賑わすノーベル化学賞受賞。このブログでも、取り上げようかな~とは思ってます。

とはいえ、私が紹介しなくても、様々なメディアや科学館・博物館で紹介されているので、いまさら私が取り上げる事は無いかな~って気もするんですよね。

レアメタルネタでシリーズ物をやっているうちに、時期を逸したというのもありますが・・・

そんな訳で、暫くは他のネタで行きたいと思います。悪しからず。

今回はNature Japanで無料掲載中の、『特別翻訳記事(リンク)』についてご紹介します。

最新タイトルは、『研究者キャリアアンケート:幸せな研究者、不幸せな研究者』ですが、昨年末に多数の記事がアップされています。タイトルを並べると、こんな感じ。
2009 年11月26日 大きく切り込まれた日本の科学技術予算
2009 年12月1日 民主的誤謬
2009 年12月1日 日本の科学者、政府の科学技術予算削減への抗議に結集
2009 年12月3日 日本での科学技術予算削減の提言に激しい抗議の声
2009 年12月17日 日本の重要科学プロジェクトに予算復活の望み

これらの記事から、1年あまりが経とうとしています。その間に、多くの科学者が声を上げ、更にはやぶさの帰還、ノーベル化学賞の賞受などがありました。今では、かなり風向きが変わってきたのではないかと思います。

それにしても事業仕分けから始まった、科学技術系予算削減ニュース。多くの人に、日本が科学技術に投資すべきか、どの程度が望ましいのか?を考える良い機会になったのかもしれません。
nice!(7)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:学問

nice! 7

コメント 4

北海道大好き人間

どの分野でもそうですが、事業仕分けは、その道のプロが行うべきですね。
某女性大臣は、日本の科学技術がどのくらいのレベルなのか、知っているのでしょうか??
by 北海道大好き人間 (2010-10-19 00:45) 

yablinsky

予算も必要ですが、日本の研究者が雑用に忙殺されているのも問題です。研究者は暇なくらいがよいアイデアが生まれると思います。
by yablinsky (2010-10-19 22:19) 

optimist

北海道大好き人間 さん、こんばんは。
まあ削る事ありきでの議論なので、しょうがない面はあると思います。
とはいえ、記事にも書いたように、一般の人が予算のありようを考える良い機会になったと思います。
ただ、一つ納得がいかないのは、人の予算に口出すなら、まず自分達からではないか?という点です。
予算を削られて厳しいのは皆同じ。まず自分達の手当てなどに大鉈を振るい、範を示してから事業仕分けを行って欲しいものです。なにせ、自分達以外、反対する者すら居ないのですから・・・。
by optimist (2010-10-19 22:36) 

optimist

yablinsky さん、こんばんは。
そいう面もあるかもしれませんね。
ただ、日本の場合は特に、研究そのものが楽しい(中毒的?)ために、寝る間を惜しんで研究しているという面もありそうです。
実際、研究室に居た頃は、土曜日は勿論日曜日にもデータ取りに出ることもありました。その頃は当たり前に感じていたし、苦労とは思いませんでしたが、就職してみると、完全週休二日で、暇を持て余してしまいました^^;
今では、週休二日でも足りなく感じるのですから、不思議なものですw
by optimist (2010-10-19 22:42) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。