１１４番元素はフレロビウム、１１６番元素はリバモリウムに？

２０１１年１２月１日、ＩＵＰＡＣ（国際機関「国際純正及び応用化学連合）が、世界化学年２０１１の終了セレモニーに合わせてプレスリリースを出しています。その内容は、原子番号１１４と１１６の元素の存在を認め、名前をそれぞれ「Ｆｌ：ｆｌｅｒｏｖｉｕｍ（フレロビウム）」と「Ｌｖ：ｌｉｖｅｒｍｏｒｉｕｍ（リバモリウム）」とする案です。
ＩＵＰＡＣ『Ｎｅｗｓ： Ｎａｍｅｓ Ｐｒｏｐｏｓｅｄ ｆｏｒ Ｅｌｅｍｅｎｔｓ ｏｆ Ａｔｏｍｉｃ Ｎｕｍｂｅｒ １１４ ａｎｄ １１６（ｐｄｆファイル）』

今後、意見募集などを経て半年後に正式に決定となるそうです。
正式決定となれば、晴れて「Ｕｎｑ：Ｕｎｕｎｑｕａｄｉｕｍ（ウンウンクアジウム）」は「Ｆｌ：ｆｌｅｒｏｖｉｕｍ（フレロビウム）」に、「Ｕｎｈ：Ｕｎｕｎｈｅｘｉｕｍ（ウンウンヘキシウム）」は「Ｌｖ：ｌｉｖｅｒｍｏｒｉｕｍ（リバモリウム）」と呼ばれる事になります。

ところで、「Ｆｌ：ｆｌｅｒｏｖｉｕｍ（フレロビウム）」はロシアの物理学者Ｇｅｏｒｇｉｙ Ｎ．Ｆｌｅｒｏｖ （１９１３–１９９０）から、「Ｌｖ：ｌｉｖｅｒｍｏｒｉｕｍ（リバモリウム）」は、Ｌａｗｒｅｎｃｅ Ｌｉｖｅｒｍｏｒｅ Ｎａｔｉｏｎａｌ Ｌａｂｏｒａｔｏｒｙのあるカリフォルニア州リバモア(Ｌｉｖｅｒｍｏｒｅ)からの命名だそうです。
この２つの元素発見は、、ロシアのＪｏｉｎｔ Ｉｎｓｔｉｔｕｔｅ ｆｏｒ Ｎｕｃｌｅａｒ Ｒｅｓｅａｒｃｈと、アメリカのＬａｗｒｅｎｃｅ Ｌｉｖｅｒｍｏｒｅ Ｎａｔｉｏｎａｌ Ｌａｂｏｒａｔｏｒｙの共同研究なので、仲よくお互いの国に因んだ命名となったのでしょうか。

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タグ：新元素 元素

コメント 4

また、化学の教科書にある周期表が変わるわけですね。
１００番台になると、一瞬の命しかない（通常の大気中には存在しない）様な気がしますが、今後もそういう発見があるのでしょうか？

by 北海道大好き人間 (2011-12-09 02:35) 

ご来訪ありがとうございます。大変興味ある科学ブログで、拝見するのが楽しみです。これからもよろしく！
by 般若坊 (2011-12-09 08:40) 

北海道大好き人間 さん、こんばんは。
超ウラン元素になると、載せていない教科書もありそうですが、毎年改定されているのでしょうか？
この辺、まだ未就学児しか子どもが居ない私は疎いのですが・・・。
何度も紹介している理化学研究所で発見された１１３番元素の他、未だ承認前の元素もありますし、今後も新元素は追加されていく事になると思います。
by optimist (2011-12-11 00:35) 

般若坊 さん、こんばんは。
コメントありがとうございます。更新頻度が下がっていますが、一応このブログだけは現役で更新中ですので、良かったらご覧下さい。
by optimist (2011-12-11 00:36)