チョコレートの消費量が多い国はノーベル賞受賞者を多く輩出? [科学系よもやま話]
チョコレートの消費量が多い国はノーベル賞受賞者を多く輩出しているとする研究ノートが、米医学誌「New England Journal of Medicine(ニューイングランド医学ジャーナル)」に掲載されたとニュースになっていました。
『Chocolate Consumption, Cognitive Function,and Nobel Laureates(リンク)』(DOI: 10.1056/NEJMon1211064)
米コロンビア大学(Columbia University)のフランツ・メッセーリ(Franz Messerli)教授が執筆したそうでっすが、突っ込みどころ満載ですねwココアや緑茶、赤ワインなどにフルーツに含まれる抗酸化物質のフラボノイドは、「老化による認知能力の衰えを遅らせたり回復させたりする効果」があるとされる物質です。
フラボノイドを豊富に含むチョコレートを摂取するほど、認知機能が改善されるとの仮説に基づき、各メーカーが公表する23か国の1人当たりのチョコレート消費量と、国民1000万人当たりのノーベル賞受賞者数の相関関係を調べたところ、顕著な線形相関関係が認められたというのです。
※論文中Figure.1の邦訳です。
フラボノイドを含む食物はチョコレートだけではありませんし、物質文明の発達と共に科学技術の先進国であるヨーロッパでノーベル賞受賞者が多いのいだけで、それがチョコレート起因だと言われても・・・
まあ、教授自身が「これらの発見は仮説を生むものでしかなく、今後さらなる調査が必要だ」と添えているので、承知の上での投稿なのでしょうけどね。
というより、驚くべきは国民1 人当りで年間平均12kgを超えるチョコレートを食べているスイス人ですね。カカオではなく、チョコレート・・・。当然たっぷり入った砂糖と一緒に消費しているわけで、スイスの砂糖消費量は、国民 1人当りで年間平均40kg !?とんでもないですね。
因みに、もしかしたら思っている以上に素晴らしい効能を秘めているかもしれないチョコレートについての特別展『チョコレート展(リンク)』が、11月から国立科学博物館で開催予定です。
興味のある方は、お出かけになってみては如何でしょう?
※チョコレート展については、近いうちに詳しくご紹介しようと思います。
『Chocolate Consumption, Cognitive Function,and Nobel Laureates(リンク)』(DOI: 10.1056/NEJMon1211064)
米コロンビア大学(Columbia University)のフランツ・メッセーリ(Franz Messerli)教授が執筆したそうでっすが、突っ込みどころ満載ですねwココアや緑茶、赤ワインなどにフルーツに含まれる抗酸化物質のフラボノイドは、「老化による認知能力の衰えを遅らせたり回復させたりする効果」があるとされる物質です。
フラボノイドを豊富に含むチョコレートを摂取するほど、認知機能が改善されるとの仮説に基づき、各メーカーが公表する23か国の1人当たりのチョコレート消費量と、国民1000万人当たりのノーベル賞受賞者数の相関関係を調べたところ、顕著な線形相関関係が認められたというのです。
※論文中Figure.1の邦訳です。
フラボノイドを含む食物はチョコレートだけではありませんし、物質文明の発達と共に科学技術の先進国であるヨーロッパでノーベル賞受賞者が多いのいだけで、それがチョコレート起因だと言われても・・・
まあ、教授自身が「これらの発見は仮説を生むものでしかなく、今後さらなる調査が必要だ」と添えているので、承知の上での投稿なのでしょうけどね。
というより、驚くべきは国民1 人当りで年間平均12kgを超えるチョコレートを食べているスイス人ですね。カカオではなく、チョコレート・・・。当然たっぷり入った砂糖と一緒に消費しているわけで、スイスの砂糖消費量は、国民 1人当りで年間平均40kg !?とんでもないですね。
因みに、もしかしたら思っている以上に素晴らしい効能を秘めているかもしれないチョコレートについての特別展『チョコレート展(リンク)』が、11月から国立科学博物館で開催予定です。
興味のある方は、お出かけになってみては如何でしょう?
※チョコレート展については、近いうちに詳しくご紹介しようと思います。
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タグ:国立科学博物館
日本の菓子メーカーがこれに着目した商戦を展開しそうな気がしますが、いつぞやの納豆みたいに科学的根拠は裏付けされていないみたいですね。
by 北海道大好き人間 (2012-10-24 09:43)
北海道大好き人間 さん、こんばんは。
まあ、様々な食品が流行ったり、もてはやされたりするのは、今も昔も同じという事なのでしょうね^^;
でも、この論文、真面目にこのグラフを出してきている所が面白いと思いました。
by optimist (2012-10-27 21:09)