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JAMSTEC横須賀本部の施設一般公開2014<感想編>その1 [一般公開・講演・特別展等紹介]

今年も、JAMSTEC横須賀本部の施設一般公開に行ってきたので、その様子をご紹介します。
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まずは、横須賀本部では初めて船内公開された、東北海洋生態系調査研究船「新青丸」から。
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この「新青丸」は、東日本大震災の地震・津波の影響で海洋環境が劇的に変化した東北沖の漁場復興に、大学等に蓄積された科学的知見を有効に活用するため、復興支援のネットワークとして構築された「東北マリンサイエンス拠点形成事業」に必要な船舶として昨年建造されたばかりの新しい船だそうです。 
長きにわたり活躍し2013年1月に退役した「淡青丸」の後継船という意味も込めて「新青丸」と命名されたのだとか。

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船舶搭載観測ウインチとして、同軸ケーブルウインチ、CTD用ケーブルウインチ、中型観測ワイヤーウインチ、小型観測ワイヤーウインチ、磁力計ウインチなどを搭載しています。

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また、船内に研究室を備えています。第1研究室 、第2研究室(ドライ区画、セミドライ区画、ウェット区画)、第3研究室(暗室兼用)、重力計室、CTD室、薬品保管庫、サンプル保管庫、ウインチ操作室などがあるそうです。

当日はブリッジで船長気分を体験できました♪
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海図がデスクに置いてあったりして雰囲気抜群です。

船内各所のセンサーだけでなく、気象衛星からの信号を受信し、海の温度分布や雲の動きもバッチリ観測できちゃいます。
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もう一隻公開されていたのは、深海6500の母船として有名な、潜水調査船支援母船「よこすか」です。
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後ろから見ると、こんな感じ。
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勿論、「しんかい6500」の支援母船として深海底の調査を行うだけでなく、深海底表層・断層地形や地質構造を解明するための様々な機能を持ち、深海・海溝域の総合的な調査観測研究を行うことができるのだそうです。

後部甲板には、26トン近い「しんかい6500」の船体を海に入れたり揚げたりする着水揚収装置とそれを支える巨大なA字型クレーンが設置されています。
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この格納庫に「しんかい6500」が格納されているんですね~♪
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当日は、快晴で気温も高く、絶好の一般公開日となりました。6000人以上が訪れたそうでです。何だか年々人が多くなる気がします^^;

次回は、施設内の様子を幾つかご紹介します。

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北海道大好き人間

一般人が立ち入れない船の内部は客船(青函連絡船・今は解体されてしまった羊蹄丸)くらいしか見たことがないです。
やはり、時代や使用目的の差もありますが、細かく作られていますね。
今の客船も、このくらい進化しているのでしょうか?

by 北海道大好き人間 (2014-05-19 13:31) 

optimist

北海道大好き人間 さん、こんばんは。
客船に比べたら、通路は狭いし階段は急だしで居住性はまあ、それなりでした^^;
客船と言えば、引退して余裕があれば大型客船でクルーズなんて生活をしてみたいものです。
by optimist (2014-05-19 22:36) 

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