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極地研究所一般公開 <感想編>その2 [一般公開・講演・特別展等紹介]

地研究所一般公開2014のレポートの2回目は、事前申し込みで当選した探検ツアー『石のひみつ』です。

稀少な岩石の分析室を見学する事ができ、顕微鏡を使って鉱物を見せて頂いたり、。世界でも10数台、日本では広島大学大学院理学研究科と極地研究所しか所有していない『SHRIMP(Sensitive High Resolution Ion MicroProbe)』が稼働しているのを間近にみられたりと、なかなか貴重な体験をする事ができました。
極地研究所20140013.JPG

SHRIMPは、鉱物や岩石の局所同位体比測定を含めた微量成分分析装置で、数~数十μm径の微小領域における同位体分析できちゃうそうです。また、イオンを走査する事により、鉱物内の三次元的な同位体分布を調べる事が可能です。
主に、隕石中のリン酸塩鉱物や、地球の岩石中に含まれるジルコンのU-Th-Pb年代測定に使用されますが、消滅核種を用いた年代測定や、微量元素の定量にも使われるそうです。

要は、これまでできなかったようなサンプルの年代測定を可能にした装置と思って頂けると分かりやすいかな。
 

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