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恐竜は「求愛の儀式」をしていたか? [科学系よもやま話]

イギリスの科学誌ネイチャー系オンライン科学誌「Scientific Reports」で発表された白亜紀の恐竜が求愛行動を行っていたとする論文がニュースになっていました。
Theropod courtship: large scale physical evidence of display arenas and avian-like scrape ceremony behaviour by Cretaceous dinosaurs(リンク)』
(Scientific Reports 6, Article number: 18952 (2016)doi:10.1038/srep18952)

鳥類型を除く恐竜は、約6600万年前の白亜紀末期に突如として絶滅。その後、獣脚類恐の一部が鳥類に進化したというのが最近有力視されている説ですが、鳥は種類により求愛行動をするのだから、その祖先の獣脚類恐竜も何らかの求愛儀式を行っていたかもと言われると、なるほどと思います。

論文には、恐竜の求愛行動の証拠として米西部コロラド州にある岩石層「ダコタ砂岩に、4か所にわたって数十に及ぶ2本線の溝が刻まれていることを挙げています。
srep18952-f4.jpg
Figure 4(From: Theropod courtship: large scale physical evidence of display arenas and avian-like scrape ceremony behaviour by Cretaceous dinosaurs)

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マンガン電池実験キット [既製品]

最近、一人暮らしをしているので、どうしても外食が多くなり体重が増加気味です。
週末、単身赴任先から自宅に帰り、風呂上りに体重計に乗ると、電池の電圧低下のアラームが点灯して測定できず・・・。買い置きの乾電池も丁度切れていてちょっとイライラ。

電池って何故こうも必要な時に限って買い置きが尽きているのか・・・などと考えながら、思考は迷走。
最後には、昔マンガン電池実験キットなんてのがあったな~と思い出したら、今でも売っているものなのか気になる始末。

で、調べてみたら今でも売っているんですね。
【▽】△マンガン電池実験キット

【▽】△マンガン電池実験キット
価格:515円(税込、送料別)



亜鉛缶やセパレーターなど必要な物は全て入っていて、実際の乾電池を分解しなくても中に何が使われているのかを学びながら、自作のマンガン乾電池が作れるキットです。
本物の電池に代わりに家電機器に使う事はできませんが、構成も原理も見た目も実際のマンガン乾電池と同じものが作れるので面白いですよ♪

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マルハナバチの巣を崩壊させるのは・・・? [科学系よもやま話]

イギリス王立協会の科学誌「Royal Society Open Science」に発表された、マルハナバチに関する研究論文がニュースになっていました。
Nest wax triggers worker reproduction in the bumblebee Bombus terrestris(pdfファイル)』
(Published 6 January 2016. DOI: 10.1098/rsos.150599 )

セイヨウオオマルハナバチは、多くの蜂がそうであるように、嬢王蜂を頂点としたコロニーを形成し、典型的なコロニーでは、女王バチ1匹と働きバチ150匹で構成されるまでに成長するそうです。
そしてコロニーは1年のライフサイクルで更新されるらしいのですが、コロニーが消滅するトリガーが巣を構成する蜜蝋の成分が変化することに起因すると言うのが、著者らの主張です。

成長したコロニーでは、ある時点から働き蜂ハチたちが、互いに攻撃し始めたり、卵を狙って、各部屋を引き裂いたりと、急激に崩壊するそうですが、それが蜜蝋の成分変化に原因があるというのです。
 

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気圧計 [既製品]

突然ですが、最近気圧計が欲しい欲求がフツフツと湧いてきました。

単身赴任中の寂しい室内のインテリアとしてカッコいい気圧計があっても良いのではないかと妄想してます。

恰好良い気圧計と言えば、バリゴの温湿気圧計♪
やっぱりドーム型が美しい。

 

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113番元素の命名権獲得おめでとうございます [科学系よもやま話]

皆様、あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い致します。

さて、大晦日の夜に、嬉しいニュースが飛び込んできましたね。
113番元素の命名権獲得-元素周期表にアジア初、日本発の元素が加わる-(リンク)』

以前より期待されていた113番元素の命名権が、理化学研究所仁科加速器研究センター超重元素研究グループの森田浩介グループディレクター(九州大学大学院理学研究院教授)を中心とする研究グループ(森田グループ)に与えられました。

国際純正・応用化学連合(IUPAC)によれば113番元素の他、115、117、118番の命名権もそれぞれ米ロのチームに与えると発表されたそうですが、無事113番元素は森田グループの手に♪

理化学研究所0019.JPG
※写真は、理研の重イオン加速器施設「RIビームファクトリー(RIBF)」の超電導リングサイクロトロン(SRC)
 

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